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この脈絡のない頭の中には漫画の事とたぬき的哲学がある。略して「たぬ哲」。
2024/05/03 (Fri)18:13
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2011/02/21 (Mon)23:59

認めよう。もう認めよう。
こればっかりは、本当どうしようもない。
昔のままじゃいられない。

少女漫画には、自分が現役の高校生の時に読んでいたら、
ものすごいはまっていたって思うものと、
この年になっても半端なくときめいてしまうものがありますが、
この漫画は完全に前者でした。

リアルJKの時に出会いたかった!それくらい完成度高かった!
これ、現役の時に出会ってたら蓮くんの事超好きだったと思う。

いやー、久々にストレートな恋愛のみにスポットを当てた少女漫画を読んだ。
高校生同士の恋愛以外にまったく要素がないのは、少女漫画の鏡だと思った。
同年代が一番共感できるように描いている、まさに高校生ど真ん中って感じです。

もう自分が、この漫画をど真ん中に感じられなくなった事に泣きそうでた。
これは、作者のせいではなくまったくもって私のせいです。

だけど!
そんな私の老いを差し引いてもしっかり読めました。

主人公の仁菜子は、学年で一番モテる蓮くんが好き。
蓮くんは真面目で誠実で優しいけど、ちょっと天然な男の子。
そんな蓮くんには、美人の彼女がいて、とても大切にしています。
叶うわけない仁菜子の恋は、果たしてどうなるのか?!

という話。

まぁとにかく普通なんです。

主人公がすごい暗いとか、怖いとかでもなく、
両親が再婚して新しいイケメンの兄ができるわけでもなく、
はたまた余命が3年とかでもない。超金持ちでもない。
好きな人の前カノが死んでるわけでもない。
どこまでも普通の状況で、ありがちな恋なんですよ。
だけど支持されたのは、男の子のかっこよさもあるけど、
普通の中にいて、他の作品とは違う読ませる力が何かあったんですよ。
すごいザックリ言うとまぁ、とにかく丁寧。絵だけじゃなく、全体的に。
作者のキャラクターへの愛をすごい感じたね。
あと、感覚的な事を言葉にするのがうまかったなぁ。

こういうのすごい伝わりにくいだろうなぁ‥
でも、この漫画説明したらただのネタバレだしなぁ‥
まぁ、読んで感じて頂きたい。

少女漫画をとりあげる度に言ってますけど、何度でも言うけど、
このジャンルはどんだけ相手の男の子がかっこよく描けるかにつきる!

リアリティーに欠けるかっこよさは、冷めてしまうけど
この漫画の男子は、男に対する夢もあるけど
結構リアルな感情描写もあって、ちょっとドキドキしました。

蓮くんは感情表現が豊かなタイプじゃないので、
そういう人の見せる恋愛感情って破壊力がある。
倍惚れる。卑怯だと思う。
だけどもうこの歳になるとね、かっこいい男の子のかっこいい所だけじゃなく、
ちょっと格好悪い所を見せてくれたほうが人間味感じて惹かれるんですよね。
そういう意味では、蓮くんはちょっとかっこよすぎたなぁ。
(この発言が老化現象だとしても…!)

蓮くんと、もう一人キーパーソンの男の子で安堂くんってのがいるんですけど、
最初この漫画読もうと思ったのが、表紙の安堂くんに一目惚れしたからなのですが、
この人、まじで高校生?高校生でここまで相手のこと思える奴はいないだろうなぁ。
良くも悪くもいい子すぎて魅力が足りなかったなぁ。

人間の深みがなぁ。

とか言い出す自分に、少女漫画を読む資格があるのかは疑問ですが、

この漫画読んで叫んだ。
「あーーー!恋してーー!!!」

羨ましくて死にそうって思う。

そう思わせたら少女漫画は勝ち。


恋が全て感半端ない。
うん。それが健全な高校生だ!
恋を中心に学生生活が回るあの充実感!楽しくて死にそう!

あの初々しいキラキラした感じは、きっといくつになっても憧れる。

そう思う以上、私はまだ乙女だし中2でいれる。
この感覚を失わない為に、時々マーガレットは読むべきだと思いました。





■漫画感想文一覧
GIANT KILLING/ 潔く柔く/モテキ/残酷な神が支配する/賢い犬リリエンタール/
ピアノの森/テルマエ・ロマエ/ SEX/ よつばと /地雷震-ディアブロ-/
ミツバチのキス/ 溺れるナイフ/ 星守る犬 /GENGO/あずみ/ BECK /ベルサイユのばら/
ボーイズ・オン・ザ・ラン /花より男子/ おおきく振りかぶって /私がいてもいなくても




 


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2010/12/24 (Fri)21:17

これ読んだ後、
自分の人生で、この漫画を読んだ事以上に楽しい事が起こる気がしないと思ったね。
読み終わってしばらくは、何しててもこの漫画より面白いものなんてない気がして
めちゃめちゃ日常が空虚だった。

初めて読んだ日に見た夢は
自分がサッカー選手になって、怪我して試合に出れなくなって泣いてた。
2試合出られない!?やれます!!サポーターが俺を待ってる!とか言ってた。

現在17巻まで絶賛発売中。以下続刊。
連載始まった時から、気になってたのに読んだのは2010年。
あの時の直感のまま読まなかった自分を呪う。
反省の意味を込め、既刊(17冊)を全巻2セット買って、1セット友人に送った。

10人近くに勧めた結果、レスポンスは、皆一様に
『やばい』

知ってる。やばい。
10年に1度の大当たりだよ。

サッカーやってる人も、マニアも、観戦だけが好きな人も、Wカップすら見てなかった人も、
サッカーを、この漫画を、愛すよ。

とりあえず地元のチームを応援することが、どんだけ楽しいかわかった。
今まで代表の試合ばっか見てた自分損してたわ。

この漫画は監督の目線で描かれる画期的なサッカー漫画です。
監督目線だからって、説明が多いわけじゃありません。監督自身、言葉足らずなタイプです。
監督の描くサッカーを、選手たちが体現し、結果監督が見える。

この漫画の最大の魅力は、個性的なキャラクター。
こんなにキャラを、一人一人素敵に描ける作家知らないですけど。
登場人物がこんだけいて、みんなキャラが立ってる。
それぞれの物語があって、短所ももちろんあるけど、
あいつうるさいけどいい奴だよな。
あいつわがままだけど頼りになるよな。
って言って許してしまうような愛らしさがある。みんなの事好きになってしまう。

そんな素敵な人たちの中で、
絶大な存在感で君臨するのが、本作の主人公達海猛。
すごい主人公が出たもんだと思いました。この男のかっこよさは、規格外。
何か、違うんですよ。オーラが。
そういうの漫画で目の当たりにしたのはスラムダンク以来。

何回この人に泣かされたか!

どうかっこいいかと聞かれたら、読めばわかる。としか言えない。
説明なんてとても出来ない。感じて欲しい。もう、本当すぐわかるから。

この人の元でサッカーしてぇよ。この人の元で成長したい。
名監督って言ったら、滝沢監督(スクールウォーズ)か達海監督かってくらいですよ。

達海の事を光だと言うシーンがありますけど、私にとってこの漫画こそが光です。
こんなにプラスのエネルギーに溢れる漫画は他にないと思った。
プロの世界はシビアで人生かかってる分、怪我やポジション争いは死活問題。
だけど作者の人間性なのか、主人公の人間性なのか絶対的にプラスなんです。

誤解がないように書いておくと
マイナスが描けてないわけじゃ全然、全くないです。
そういうの痛いくらいにわかるんですけど
それ受け入れて絶対前向く姿勢も、すごくよく描かれてるんですよ。

話しに関しては書いた通りですけど
絵もものすごく好きで、線の太さとか、服のしわとか、デフォルメの仕方とか、
アングルとか、体つきとか、擬音の書き方とか、
特に小さいロングの絵とか最高に好きで、ていうか本当大好きです。

漫画って話も絵も同じくらい大事じゃないですか。
でも絵だけ自分の好みでも、面白くなかったらその漫画って買うほどじゃない。
だから必然的に話しを重視してしまう傾向が私にはあって、
絵で買うって今までなかったけど、これ絵だけでも買ってしまうな。
こういう気持ちって長く漫画見てきて初めてです。

内容に関してはもう、とにかく読んで頂きたい。
絶対「やばい」って言ってしまうと思う。

読んで1ヶ月後には気づいたら味スタにいました。
サッカーは結構好きなスポーツで見てたんですけど、
Jリーグは正直あまり見てませんでした。
だけどね、今は早くシーズン来てほしくてしょうがない。

そういう気持ちにさせられる漫画です。

出会えてよかった…!
2010年は、この漫画に出会えたのでいい年でしたと言える。

サンキュージーザス!!


 

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2010/12/12 (Sun)19:23

いくえみ作品で、これは伝説になるだろってレベル。

絶妙すぎる。

この漫画は15歳で死んだハルタと、その幼なじみのカンナに関わる人々が、
代わるがわる主人公になり物語が進むオムニバス作品。
物語に張り巡らされた糸は、交差し繋がり、大きな輪になる。

1つ1つの話を単体で見ても全力で楽しめるし、
全体を通しても一つの物語になっていたりして、とんでもない作品。

人生の無常を描きながらも、やっぱり希望も忘れない。
人によって傷ついても、人にって救われると信じたい。
いいことも悪いことも全部持っていくしかない。
それでも、いつか、いつかと信じて頑張って生きていきたい。

恋愛のときめきもきっちり押さえた上に、生きてくってことはこういうことだ!
ってことまで描いてしまう。
長年少女漫画界の第一線でやってるだけある。

この作者のすごい所は、人間ってそれぞれ違うけど傾向はあるじゃないですか。
その傾向と対策がばっちりなとこですよね。
登場人物の誰かに絶対共感できる。

それとこれ、大事な事なんですけどね
この漫画さえ読めばいくえみ男子は網羅できると言っても過言じゃない。

いくえみ作品と言えば、やっぱりいくえみ男子と言われる素敵男子の存在。
まぁとにかく、いくえみさんの描く男子はハズレがない。
男の子っていう生物を、男と女の根本的な違いをちゃんと描く事で、
女の子の憧れる男子を表現してる。
みんな等しくかっこいいもんだから逆に、個人的には
飛び抜けてこの人が好きだっていうのが、今まではなかったんですよ。
それは悪い意味じゃなくて、全体のレベルが高すぎっていう話しで。
でもこの漫画を読めば、自分にぴったりの男子が絶対いる。
ベストオブいくえみ男子に出会える!

私も古谷くんに出会ってしまったからね。
もうこれ、暫定1位じゃなくて確定だろ。
13巻に古谷くんと百加の読み切りが入ってますけど、この話は額に入れたい。
私が死んだ時、スライドで流して欲しい。

このように、自分の中ですごい大切になる話しに出会えると思うんですよ。
どこかに必ず琴線に触れる話・人がいるはずです。
この漫画はそういう漫画なんです。

この漫画で一つ大きく描かれているのは
カンナが、15歳の時誰を好きだったのかということなんですが
それがはっきり描かれる事はありません。

15歳の時にカンナとハルタは、クラスでアサミという女子とマヤという男子に出会い
4人で楽しく過ごします。その期間はわずか4ヶ月。
ハルタが死ぬ事でその関係は終わりを告げる。

カンナの気持ちはまぁ普通に読めば、わかります。
曖昧になんとなく理解してる事を深く追及することなく、
そのままの状態で大事にしまっておくことも時には大事だと思うんですよ。

でも、やっぱりその辺は、はっきりさせてぇなと思って
以下に書かせてもらいました。

ネタバレなので読みたい方だけ、続きからどうぞ。
逆に読んでない人が見ても意味がわからない仕上がりになっております。

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このブログの実態
漫画が好きです。結構好きです。
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。

無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。

暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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言葉ってすぐ表現できていいよなぁ。
うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。

そんな自分に時々疲れます。

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