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この脈絡のない頭の中には漫画の事とたぬき的哲学がある。略して「たぬ哲」。
2024/05/03 (Fri)22:09
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2012/06/19 (Tue)23:49

先週ちょっとした事件に巻き込まれました。
夜中1時頃に知り合いと二人で歩いていたら、すごい悲鳴が聞こえた。
闇を劈くような悲鳴っつても、夜中1時だけど案外道は明るかったんだけども。

何か揉み合いになってたので、(片方が一方的に乱暴してた)
警察を呼んで確保してもらったんですけど、私たちは第一発見者なわけです。

「状況聞きたいので署まで同行願います」

そのままパトカーに乗せられて、警察署まで行ったんですけど
パトカーの運転荒すぎ。
ドリフトの1回や2回決めてたんじゃないかってくらいの荒さ。
パトカーではなく、藤原とうふ店の車に乗ったかと思った。色も似てるし。
犯人を追ってるんじゃないかと思うくらいの猛スピード。
もう犯人は捕まってパトカーに乗ってるのに…
車内はぐわんぐわん揺れて、急ブレーキはお構いなしに連発され、
何度もシートに頭をぶつけました。
すげー怖いっていうか、完璧酔った。

で、さっき食べたうどんが出そうになったところで、ようやく署に着きまして、
調書取るのでこれに記入して下さいって、自分の住所とか学歴とか体重とか書かされました。

その段階で時刻は、午前2時を回っていました。

一人ずつ調書を取るみたいで、最初に私ではなく、知り合いが呼ばれ
私はその場で待つように言われた。

なんだかんだ言っても、こっちも結構シリアスな感じで
何せ初めての体験だったし、被害者の事考えると何か落ち込むんですけど、
状況を正確に伝えられるように、よーく思い出したりして、緊張感ある中で待ってました。

待ってました。

30分経過。

(読みかけだった本読んでもいいかな)

1時間経過

(本読み終わった)

1時間30分経過

(あ。そうだ。ジャンプ買ってたんだった!読も!読も!)

2時間経過

(あ。そうか。いぬまるだしもうないんだ‥)

2時間30分経過

(…作者コメントまで読み終わった。もう一周いっとく?)


もうね、やることぜんっぜんない。

知り合いは戻ってこない、誰も呼びに来ない。
もうやりつくした。私が持っているもの全てを使って時間を潰した。
署で借りた鉛筆で、私なりに現場の見取り図を書いて、
どこに誰がいたのかとか詳細に書いてみたりもした。

鉛筆がちびて一切書けなくなるまで詳細に書いた。

鉛筆削り貸して下さいとか言える雰囲気じゃなくて、
最後の時間潰しの相棒が完全に沈黙。

時刻は4時30分を回った。

はっきり言って、寝そうだった。

私は翌日っていうか、あと4時間もすれば仕事へ向かわないといけない。
てか、本気で?これから私の調書とるの?

5時前になってやっと知り合いと刑事さんが戻って来た。
私は腹をくくって挑むつもりでした。私の徹夜が被害者の為になるならば!


「では、お疲れさまでした。家までお送り致します」


ちょちょちょちょ!!!

慌てた。すげー慌てた。

慌てた私に一瞥もくれずに、刑事と知り合いは、何やら書類のやり取りをしている。
完全に私はかやの外。懸命に存在をアピってみても、無視。

どうやら謝礼の話をしていた。
全然知らなかったんですけど、事件の協力者っていうのは謝礼が出るんですね。
(ここでいう協力者っていうのは、実際に事情聴取受けた人)
拘束時間によって金額は決まるみたいですけど、時給1000円程。

私はそのやり取りを、ただ見ていました。
そして、全部が終わって、さぁ帰るかってなったんですけど、
私も当たり前みたいに一緒に帰された。

時刻は午前6時過ぎ。
世の中はもう朝になっていた。

あと2時間30分で仕事に行かなければ…


人助けっていうのは、名前も名乗らずさっと立ち去ってクールに決めるもんだと
思ってたんですけど、呼び止められた挙げ句、放置された。


この時間必要だった?
私、ちょっとした付き添いで来た野次馬みたいになってたけど、完璧当事者。
扱いが全然違いましたからね。空気みたいになってましたからね。
もうちょっとで、自分の存在理由とか意味とか考え出す勢いでしたからね。

刑事さんはしきりに、知人に「今日はお仕事ですか?本当にすいません」って言ってたけど、
私もこう見えて、仕事してます。
もしかしたら、ニートのような雰囲気があったかもしれない。
しかし、しっかり週5日でしてます。
むしろ知人よか早く仕事行くのはこっちです。

朝会社で、同僚に「顔が青い」と言われました。


知ってるわ。




 

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2011/12/20 (Tue)00:39

どうしても読みたい本があった。
寝ても醒めても読みたかった。

でも、読みたい時にはその本は、もうどこにもなかった。
どこにも売れてなかった。


こうなったらあの手しかない。


国会図書館。


今まで日本で出版された本なら何でもあるって噂、聞いたことある。
使い勝手がすこぶる悪いって噂も、聞いたことある。
しかも敷居高そうじゃない?
国会だよ?今まで国会には何の縁もない私が行ってもいいものなの?
高尚な人種が、過去の論文とか読んでる場所じゃないの?

でも、行くしかねぇ。
この尋常じゃない読みたいって気持ちが、今の背中を押す!

というわけで、先日行ってきました。
閑散とした土曜日の永田町。しかも大雨。
歩いている人は数えるほどしかいない。
ついていってみると、どうやら殆どが図書館に行く人っぽい。

とりあえず、しれっとみんなについて入ってみるも、ルールがわからない。
みんなスラスラ入っていくけど、館内入口に改札みたいなのがあって、普通に入れない。
しばらく観察してみると、スイカみたいなカードが必要っぽい。
改札の隣りにあった装置で、適当に作ってみる。

ひとまずこれで入れそう。

と思ったら改札でばっちり止められた。
「規程サイズ以上の荷物はロッカーに預けて、
貴重品など必要なものはそこのビニール袋に入れて入館下さい。」

いかん。
素人だとばれてしまう。

あーはいはい。ロッカーね。知ってる知ってる。ご存知ですよ。って顔して
ロッカーに荷物を入れ、入館してみた。

噂には聞いていましたけど、国会図書館って本棚とかないんですよ。
パソコンで本を検索して、利用するってボタンを押して注文するんですよ。
で、本が受け取りカウンターまで届いたら電光掲示板に自分の番号が表示される仕組み。
大学病院の待合い室みたいな感じです。
この自分の番号っていうのが、先程作ったスイカみたいなのに書いてある。

なるほど。
オーケー。オーケー。
ちゃちゃっと検索して、読んで帰ろうぜ!

 

 

…が、一向に見つからない。

む、難しい。この検索難しい。
タイトル入れても、ちょっとだけその単語が入ってるような論文まで出てくる始末。
手に負えない。

しょうがない。
本当に、本当に、これだけはしたくなかったんですけど、係員に聞きました。


「しゅ、週刊少年サンデーが見つかりません…」


そうです。私はサンデーを読みに来たのです。
2011年の20号~最新までのサンデーを。

別に悪くないのに、赤面した。何か赤面した。
場違い感がハンパなかった。

そんな事があったんですけど、何とか借りました。
とりあえず25冊借りて、そのサンデーを積み上げて読んでいたんですけど、
周り見ても、そんな奴見あたらなくて、また急に恥ずかしくなってきたんですけど、
隣の人が読んでるものがちらっと目に入ってきて、
それがファミ通だった瞬間に、羞恥心とかは消えた。

読んでる記事が魔界村の攻略だった。
うんうん。わかるわかる。レッドアリーマー手こずるよねー。

なんだ。みんな似たようなもんじゃないか。

ていうか、よく見たらもっと上級者がいる。
そいつは1ヶ月分の各社の週刊・月間漫画を並べてよんでた。
多分毎月やってるっぽい。貫禄が違う。
もう、家?っつーくらいのリラックスっぷり。
だから寝ちゃうの。
だけどそいつが、私が読みたいサンデー続きの45~48号まで持ってたりする。

起こしたい。
ちょっと近くに行って、プレッシャーをかけてみたけど、ぴくりともしない。
食堂行って時間潰して戻ってきても、1mmも動いた形跡がない。
むしろ起きないんだったら、そっとそれ読んで戻しとくから貸して欲しい。

全然起きないので、私もちょっと寝るかーっつって、寝たら吃驚。
閉館ギリギリまで熟睡してしまった。

もうそいつはいない上に、貸出受付も終わっていた。

あぁっ!?
続きは…どうなるの?あの後どうなるの?主人公が握る秘密は何なの?

という思いを必死に飲み込んで、リベンジを誓いました。


国会図書館って、思ったよりも全然使いやすくて、居心地がいいもんだから
こんなことになる。
いやー、本当いい所。これからがんがん使って行こうと思います。

多分漫画しか読みにいかないけど。






 


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2011/12/02 (Fri)02:30

ハワイが私を呼んでいた。
それは10月24日の出来事。

ハワイに特に憧れはないんです。
南の島ならニューカレドニアに行きたい。
つか、海外旅行ならドイツとスペインに行きたい。

でもその日、私はドイツでもニューカレドニアでもなく、ハワイに行きたかった。
でも、パスポートも金も休みもない。
せめて金ないなら休みはくれよ。って今思ったけど。
需要と供給のバランスがおかしいでしょって。

本当はそんな事が言いたいわけじゃなくて、
私は、パナソニックの電池EVOLTAのキャラクター
『エボルタ』を溺愛している。

<エボルタへの想いを綴ったポエムはこちら>

そのエボルタが10月24日から1週間かけてハワイでトライアスロンに挑戦したんです。
スイム・バイク・ラン合わせて230kmのコースを、168時間かけて完走するという企画。

この企画の詳しい説明はこちらへどうぞ。

企画中は毎日USTREAMで生放送があったんですけど、だいたい仕事で見れなくて
最後の土日以外、ずっとダイジェストでしか見れなかったんですけど、
毎晩仕事から帰ってきて、ダイジェスト見るじゃないですか、
物言わぬエボルタくんがひたむきに走る姿に、毎回涙が止まらないんですよ。

ゴールしたのが、日本時間で10月31日の朝6時頃だったから、
そこはリアルタイムで応援した結果、2時間睡眠で仕事行くことになっても、一片の悔いなし。


ゴールに向かうエボルタくんを見ながら、この1週間を思い出していたら
私の中で勝手にエボルタ劇場の幕が上がった。



エボルタくんは、走る。

緩やかな登り坂も、小さな段差もエボルタくんには大きな障害。
何度転んでも、諦めることなく、転んだ数だけ起きあがっては進む。

太陽が水平線から昇り、水平線に沈んで、月のない夜がやってきて、
エボルタくんの走るカタカタという音しか聞こえなくなっても、黙々と前へ進む。

3日目の夜。
夜のハイウェイ。時折すれ違う車のライトくらいしか明かりのない場所。
徐々にスピードが落ちてきた。
そろそろ何度目かのチャージに入らなければいけない。

完全に止まるまで5、4、3、2、1…

その時、沿道から声が聞こえた。

「エボルタ頑張れー!」

その時、エボルタくんのスピードが一瞬ぐんと上がった。
電池は空になっていたはずだった。

あの瞬間エボルタくんは、確かに感じた。
背中の動力以外の場所が、一瞬熱くなったのを。

これは何だろう?
その答えが分からないまま、エボルタくんは完全に止まった。

数時間のチャージの後、エボルタくんはまた走り出す。
前だけを見て、また電池が空になるまで。

そして、7度の夜を越えて、ゴールまではあと2kmと迫った時、
海が見えた。そして、そこは見覚えのある場所だった。
7日前にエボルタくんがスタートした場所だった。

そこには、たくさんの人達がエボルタくんのゴールを待っていた。
声援は遠くにいるエボルタくんにも届いていた。

あの時から、何度も熱くなった場所があった。
その度に、そこから力がわいてきた。

ここにも電池があったかな?

今も同じ場所が熱い。
ちょうど胸のあたり。真ん中よりもちょっと左側。

この電池は、背中のEVOLTAが空になっても、なくならなかった。

今、ゴールが見えた。
あと50m…30m…20m…10m…

歓声は益々大きくなって、それに伴ってエボルタくんの胸もどんどん熱くなる。
走れば走るだけ、減っていくエネルギーしか知らないエボルタくんが、
走れば走るだけ、溜まっていく胸のエネルギーの正体に気付く日はまだ遠い。
だけどエボルタくんは思った。

まだ走っていたいな。

背中の電池がなくなっても、胸の電池があればどこまでも走れそうな気がした。


END



あー号泣。
画面の前でブラボーって言ってた。

Panasonicさん!!
またありますよね?!エボルタくん挑戦シリーズ!
エボルタくんの製作者の高橋さんが、次はヨーロッパでやりたいとか
言ってたけど、それやりましょうよ!!
古城街道とかいいなって言ってましたけど、私も賛成です!!
南ドイツの古城街道とかいいじゃないですか!
んで、私も応援行って、帰りにサッカー見て帰る!一石二鳥!!

あーーードイツ行きてーーー!!!!

※注意※
エボルタくんの挑戦シリーズは、長持ち電池の底力を示すだけのものとは思ってなく、
エボルタくんの心を探す旅という隠れテーマがあると、私が勝手に一人で思っているだけです。





 


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無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。

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自己紹介:
言葉ってすぐ表現できていいよなぁ。
うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。

そんな自分に時々疲れます。

私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。
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