ハワイが私を呼んでいた。
それは10月24日の出来事。
ハワイに特に憧れはないんです。
南の島ならニューカレドニアに行きたい。
つか、海外旅行ならドイツとスペインに行きたい。
でもその日、私はドイツでもニューカレドニアでもなく、ハワイに行きたかった。
でも、パスポートも金も休みもない。
せめて金ないなら休みはくれよ。って今思ったけど。
需要と供給のバランスがおかしいでしょって。
本当はそんな事が言いたいわけじゃなくて、
私は、パナソニックの電池EVOLTAのキャラクター
『エボルタ』を溺愛している。
そのエボルタが10月24日から1週間かけてハワイでトライアスロンに挑戦したんです。
スイム・バイク・ラン合わせて230kmのコースを、168時間かけて完走するという企画。
この企画の詳しい説明はこちらへどうぞ。
企画中は毎日USTREAMで生放送があったんですけど、だいたい仕事で見れなくて
最後の土日以外、ずっとダイジェストでしか見れなかったんですけど、
毎晩仕事から帰ってきて、ダイジェスト見るじゃないですか、
物言わぬエボルタくんがひたむきに走る姿に、毎回涙が止まらないんですよ。
ゴールしたのが、日本時間で10月31日の朝6時頃だったから、
そこはリアルタイムで応援した結果、2時間睡眠で仕事行くことになっても、一片の悔いなし。
ゴールに向かうエボルタくんを見ながら、この1週間を思い出していたら
私の中で勝手にエボルタ劇場の幕が上がった。
エボルタくんは、走る。
緩やかな登り坂も、小さな段差もエボルタくんには大きな障害。
何度転んでも、諦めることなく、転んだ数だけ起きあがっては進む。
太陽が水平線から昇り、水平線に沈んで、月のない夜がやってきて、
エボルタくんの走るカタカタという音しか聞こえなくなっても、黙々と前へ進む。
3日目の夜。
夜のハイウェイ。時折すれ違う車のライトくらいしか明かりのない場所。
徐々にスピードが落ちてきた。
そろそろ何度目かのチャージに入らなければいけない。
完全に止まるまで5、4、3、2、1…
その時、沿道から声が聞こえた。
「エボルタ頑張れー!」
その時、エボルタくんのスピードが一瞬ぐんと上がった。
電池は空になっていたはずだった。
あの瞬間エボルタくんは、確かに感じた。
背中の動力以外の場所が、一瞬熱くなったのを。
これは何だろう?
その答えが分からないまま、エボルタくんは完全に止まった。
数時間のチャージの後、エボルタくんはまた走り出す。
前だけを見て、また電池が空になるまで。
そして、7度の夜を越えて、ゴールまではあと2kmと迫った時、
海が見えた。そして、そこは見覚えのある場所だった。
7日前にエボルタくんがスタートした場所だった。
そこには、たくさんの人達がエボルタくんのゴールを待っていた。
声援は遠くにいるエボルタくんにも届いていた。
あの時から、何度も熱くなった場所があった。
その度に、そこから力がわいてきた。
ここにも電池があったかな?
今も同じ場所が熱い。
ちょうど胸のあたり。真ん中よりもちょっと左側。
この電池は、背中のEVOLTAが空になっても、なくならなかった。
今、ゴールが見えた。
あと50m…30m…20m…10m…
歓声は益々大きくなって、それに伴ってエボルタくんの胸もどんどん熱くなる。
走れば走るだけ、減っていくエネルギーしか知らないエボルタくんが、
走れば走るだけ、溜まっていく胸のエネルギーの正体に気付く日はまだ遠い。
だけどエボルタくんは思った。
まだ走っていたいな。
背中の電池がなくなっても、胸の電池があればどこまでも走れそうな気がした。
END
あー号泣。
画面の前でブラボーって言ってた。
Panasonicさん!!
またありますよね?!エボルタくん挑戦シリーズ!
エボルタくんの製作者の高橋さんが、次はヨーロッパでやりたいとか
言ってたけど、それやりましょうよ!!
古城街道とかいいなって言ってましたけど、私も賛成です!!
南ドイツの古城街道とかいいじゃないですか!
んで、私も応援行って、帰りにサッカー見て帰る!一石二鳥!!
あーーードイツ行きてーーー!!!!
※注意※
エボルタくんの挑戦シリーズは、長持ち電池の底力を示すだけのものとは思ってなく、
エボルタくんの心を探す旅という隠れテーマがあると、私が勝手に一人で思っているだけです。
←押してくれたら明日もまた頑張れそうです!
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。