先週の金曜日PM9:30
自室で夕飯を食べ終えて
一息ついていた矢先
頭上で
ぶーん ぶーん カツっ ぶーん カツっ
と明らかに
この季節に部屋の中で鳴っちゃいけない音がした。
この瞬間
ピーンと来ました。
この羽音。
蛍光灯に当たるこの音の軽さ。
冷や汗が背中をつたう。
-あいつだ。
小さい体に驚異的な破壊力。
自然界の核弾頭。
カメムシだ。
確信があった。
一応見てやろうと。
話はそこからだと。
チラっと確認。
―っはいカメムシ。
一番嫌いな虫。
嫌いとかを越えて畏怖の対象ですらある。
仕事<<<<ゴキブリ<<カメムシ
前の家では一度も見なかった。
去年引っ越してきてからたまに見かけるあいつ。
まじで引っ越したい。
そんなことよりも
今はこの事態をなんとかすべき。
冗談でなく震えて動けない。
(毎回カメムシ見ると起こる現象)
しかも今日のあいつは天井に止まってる。
私は床とか地上にいるあいつなら
1時間程度様子を見ながら(隙を窺いながら)
捕獲&リリースが出来る。
でも今日の舞台はin天井。
時々飛んだりするからもう部屋にはいられない。
部屋の支配権を虫に奪われた。
部屋の扉の前からあいつの動向を見守る。
今日に限って同居人はいない。
只今の時刻PM10:30
既に一時間睨み合いは続く。
このままでは私のほうが先に逝く。
意を決して私はカメムシ捕獲装置を作った。
<説明>モップの先端にガムテを丸めてつけたもの。このガムテにカメムシをひっつけて取る道具
これで一蓮托生。
人間なめんな!
というわけで捕獲開始。
刺激しすぎてはいけない。
一撃でしとめないとあいつ屁しやがるから。
でもって、
手に汗握りながら
えいっ!と天井めがけてひと突き。
よっし!
しっかり捕獲。手応えもある。
なんだ。ちょれーちょれー!楽勝。
最後は頭で勝つのよ。カメムシちゃん。
あー1時間も無駄にしちまったー。
これでゆっくり絵描けるー。
って思って天井からゆっくりガムテープの着いてる棒を引き下げると
棒だけはずれた。
ガムテープは天井についたまま
うんともすんともいわずに天井に鎮座。
え?
これ誰が剥がすの?
え?
手で剥がすの?
むりむりむり。
パニックになった。
永遠にカメムシを封印したままこのテープは外さないでおこう。
そう決めた。
決めた矢先に
よっ!ってガムテの中からカメムシが出てきた。
あ。死んだ。
私死んだ。
って思いました。
時刻はPM11:00
同居人帰宅時間AM4:00
彼女が帰ってくればあんな虫イチコロなのに!!
あと五時間。
私は待とうと思った。
持久戦。上等じゃねーの。
ガムテープがひっついたままの天井を横目に
ひたすらカメムシを見張り続けた。
そんな私をあざ笑うかのように
奴は私の部屋で飛んだり跳ねたり好き放題。
動体視力がかなり鍛えられたってくらい見張った。
2時間経過-
AM1:00
見失った。
泣きそうになった。本当に後悔した。
こんなことならどんな怖い思いをしても捕ればよかった。
カメムシが絶対いるにもかかわらず
所在のわからない部屋。
もう、絶対寝れない。
どうしようどうしようどうしよう。
心の中で超祈った。
どうか神様!カメムシをもう一度!
祈るだけじゃアレなので
カメムシさんの過ごし易いように部屋の暖房をちょっと暑めにした。
30度くらいに設定した。
あとはひたすら神に祈った。
AM1:30
暖かさに浮かれたのか
私の視界の左側からカメムシが再び姿を現す。
そのまま鉄砲玉みたいにスピードで天井まで一直線。
一瞬の出来事だった。
天井に引っついたままのガムテープへ
自ら
DIVE!!
そこから先はあっという間の出来事。
30分ほど足掻いた後に動かなくなった。
完全にオートで捕獲。
いやぁーガムテープ天井に付けとくもんだね。
所詮虫だね。
そんなブービートラップにひっかかるなんて。
でもさ、勝ちは勝ちだから。
人間様の知恵の勝利だから。
まぁ、全部計算?みたいな。
私がアンタ一匹に4時間半かけたのも
全部このラストへの布石だから。
え?そのガムテ?
もちろん人に取ってもらいました。
私ですか?
ずっと見てました。
部屋の外から。
女が喜ぶ言葉で
「変わってるね。」
とかよく聞きます。
でもそんなことより断然嬉しい言葉は
「粗削りながらも光るものあり」
です。
これで私なら即落ちます。
オシャレなバーとかで
一人で飲んでる私にキレイなカクテルが。
バーテンに「え?」って顔で目で問うと
「あちらのお客様からです」
その方向を見るとロマンスグレーの紳士が。
品のいい笑顔を私に向けて一言。
「君は荒削りながらも光るものがあるね」
はい。落ちた。
粗削りっていうかただ粗いだけで
もっと言えば雑で、光ってもないっていう
自分を潤してほしくて色々考えた結果が今日の妄想。
もー何してんだろーなー
ちょっと引き締めたくて始めた腹筋は
開始2日で腰痛めてしまうし。
若干限度を知らないみたいなとこは
あると思うんですけど
自分の能力以上のことをガンガンやっちゃうんですよね。
まぁ、そういう所を評価していただいて
光るものあり。
っていうことにしてくれませんか?
飛べるって思った跳び箱を
踏切が早すぎて激突したあの日とか。
(頭の中のイメージは完全に筋肉番付だった)
ハンドボール投げで渾身の第一球を
地面に叩きつけて1mっていう記録を出したあの日とか。
バレーボールで思いっきり打ったスパイクが
実は手にちょっとしか当たってなくて
ヘロヘロのまま相手コートに落ちて
それを取ろうとした相手のアタッカーがこけて
腕を骨折したあの日とか。
(敵のエースを戦闘不能にしたことはチームからは評価される)
いつも限界は超えてきた!
でも結果は振るわない。
それこそが粗削り。
あー
まじで褒めて伸ばされたい。
帰りの電車が案外混んでいた。
肩が触れ合う。
身動きも取れなくなってきた車内で、
ある三人がいた。
文庫本さえ広げるのも
躊躇われるような状況で
その三人は
あきらかに無理な体勢で
PSPをしていた。
電車の一角に固まって
肩をすぼめてゲームをしてた三人。
一人が
ボタンを連打する度に隣の二人に振動が伝わる。
関係ない人まで揺れてる。
そこまでして
してぇの?
そんな体を斜めにしてまで?
それでいて三人とも異様に
画面をお互いに見られないようにしてる。
まぁその三人のうち
一人は私なんだけどね。
ボタン連打したのも
私だけどね。
もうさ、そんな固まってるんなら
三人でモンスターでも狩に行けばいいじゃん。
まぁ、やってるのは
モンハンじゃないのだけれど。
そんな感じで
最近はDISSIDIA FINAL FANTASYをプレイ中。
私はあまりゲームがうまくないので
たまにゲーマーっぽい人(憶測)が
私の後ろとかで私のプレイを見ていると(気がするだけ)
まじで緊張しちゃう。
すげー下手って思われているんだろう。
って。
そんでもってブログとかで
「今日ありえないプレイをしていた女を見た」
みたいなことを書かれちゃうんだ。
って。
だから
私が電車内でゲームをしている時の
姿勢は多分面白い。
異常に画面と私の顔が近いです。
ものすごいワキを締めてます。
そこんとこよろしく。
←押してくれたら明日もまた頑張れそうです!
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。