んもー!
めちゃくちゃ好きなんですけど。
うすた京介さん。
1/5発売のジャンプに読みきりを描いていました。
タイトルは『W豆田一-ダブルマメダイチ-』
去年も同じ時期に読み切りを描いてましたが
今年のは去年に増して素敵すぎ。
うすたさんの青春ものとか
すげーいいじゃないですか。
甘酸っぱいYO!
この甘酸っぱさは最近の漫画ではなかった甘酸っぱさだよ。
でもときめきじゃないんですよ。
なのにこの青春な感じは何?
今回の漫画は
主人公の女の子にラブレターが来て
その差出人を捜すって話なんです。
差出人を捜しながら
自分を取り巻く友達の恋心とか
自分の恋心とかに気づいていくんですけど、
何かあらすじだけ書くと
普通の恋愛漫画っぽいけど
青春とか恋愛の解釈の仕方が妙にリアルなんですよね。
うすた節炸裂。
確かによく考えて見ると
青春ってさ、
結構ドラマチックじゃないし、
案外妥協とかざらにするし、
嫌な事は後回しにするし、
そんなに何もないじゃないですか。
でも、やっぱその時しかできない事に対しての
思いは強くて。
今思えば、大人になってからのほうが
出来ることは多いんだけど
今しかできない!
っていうことに異常に燃える。
だって青春って案外暇を持て余してるし。
恋なんて祭りかってくらい大イベントだし。
このお話はそんなよくわからん情熱が
から回るんですけど
全編通してそんなにドラマチックってわけじゃない。
だけどラストシーンで屋上で何故かドミノしてるんですよ。
ドミノて!
って思ったけど、何かジーンとした。
自分でも意味わかんないけど
ジーンってした。
この“何ものかわからないもの”
を表現するのってすごいなぁ。
うすたさんって
隙間をうまくついてくる作家だと思うんです。
好きとか嫌いとかで
はっきり割り切れない感情ってあるじゃないですか。
なんとも言えないけど、
でも確かに存在しているもの。
それを表現するのが抜群に上手いんだと思う。
「好き」 「そんな好きじゃない」 「どうでもいい」 「嫌い」
↑
この辺の隙間を突くのが上手い
私も中学の時、
授業中に一心不乱に
夏休みまであと何日っていう
日めくりカレンダーを作ってたことがあったなぁ。
やたら変なやる気があって
歴史の時間に水彩絵の具まで出して作ってた。
そういうことしちゃう自分を思いだしたなぁ。
今回48Pとページ数もあったのに
あまり長いと感じなかった。
よく読み切りで48Pとか書いてあると、
長いなぁ…ちょっと読むの面倒だな…とか
申し訳ないけど思ってしまう。
連載ものと違って
1からだからこっちもやる気出さないと
読み切れないんです。
でもこちらに読ませる努力をさせないで
ページ数も感じさせない力量。
さすが!
うすたさんの持つ
あのシュールさが今回のモチーフにピッタリだと思いました。
相変わらず
うすたさんの描く普通の男子はたまらなく素敵だし。
本当大好きです。
いつまでも漫画描いてて欲しい作家です。
それでは最後に
『ダブルマメダイチ』の中で
一番グッときた台詞を書いておきます。
人間は「サナギから蝶へ」みたいに
わかりやすく大人にはならないよ!
いろんな経験を経て
じわじわなんとなーく大人になるんだよ!
ブラボー
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。