あ。急に思い出したぞ。
むかしむかしのお話!
今日はそんな私の超個人的な思い出を
本当に突然に書いていこうと思います。
誰しも思い出の味の一つや二つあると思います。
そんな思い出を
一杯のかけそば風に語っていきたいと思います。
(一杯のかけそば読んだことねぇ)
私には忘れられない味があります。
それはもう二度と味わうことのできないもの。
私が通っていた幼稚園には畑がありました。
そこにはサツマイモとかなすびとか色々植えてあって、
季節になれば園児達で収穫してそれを食べることがありました。
ある日のこと。
たまねぎをみんなで収穫しようという企画がありました。
私は活発なお子さんだったので
もう朝からテンションが高い高い。
男の子に混じってガンガン収穫してやらぁ。
って感じで挑んだたまねぎ掘り。
私が豪快に掘るもんだから隣にいたこずえちゃんは
全身に土をかぶって泣いていた。
そんなんしらねー。
って感じで夢中で掘っていると、
病弱でよく幼稚園を休むななちゃんが
パジャマのまま幼稚園へ登園してきた。
彼女はこの世の終わりみたいな沈んだ青白い顔で登場し、
うらめしそうにたまねぎ収穫祭を眺めていた。
かいわいそうに。
そう思っていたら
何か彼女がしきりに右腕を気にしている。
気になったけど、
それより私の心はたまねぎに釘付けだったので、
すぐそんな事は忘れてたまねぎを堀った。
あらかた掘り終えると
先生が「これを使ってみそ汁を作ってくるのでみんな待っててね」
って笑顔で言った。
すごく楽しみで、
私はワクワクしながら待った。
すると目の前をななちゃんがとぼとぼ歩いてる。
あいかわらず右腕を気にしながら。
「ねぇ、腕痛いの?」って私が聞いたら
「抜けたの」
って悲しそうに言った。
えぇ?!
当時幼稚園児の私に腕が抜けるなんてファンタジーみたいな出来事だった。
関節なんて存在を知らず、
腕が抜ける=腕がとれるってことだと認識。
「え?え?どうして?それ大丈夫なの?治るの?」
「うん…お父さんが引っ張って抜けたの。でも治るよ」
「お、お、おとーさん(裏返る声)?!お父さんがそんなことするの?!
引っ張ったら抜けるの?幼稚園来てもいいの?!」
「今日はたまねぎ掘る日でしょ。どうしても行きたかったから…」
たまねぎ掘りどころではないじゃないか。
彼女のたまねぎにかける思い。
私なんかの比じゃない。
子供心に彼女の過酷な家庭環境を想像し
泣きそうになった。
それと同時に
抜けた右腕は今どうなってるのか無性に気になった。
空気なんて読めない6歳児。
見たところ右腕はくっついているように見える。
うん。私と大差ないヴィジュアル。
でも抜けていると言う。
腕が抜ける=腕がとれる
なので
・・・・・・・・・・・・
わかった!!!!
偽物の腕だ!!!
※当時義手の存在をはっきり認識はしていなかったが
なんとなく偽物の腕をくっつけているんだと勝手に思った。
だったら取ってみよう。
取った腕を見せてもらおう。
「ななちゃん」
私は呼ぶと同時に
思いっきり彼女の右腕をひっぱった。
グイッ
「ぃぃいたいっ!!いたい!いたい!」
びっくりした。
ななちゃんは私の100倍くらいびっくりした。
あまりの絶叫に先生が飛んできた。
頭が真っ白な私と真っ赤な顔で泣くななちゃん。
紅白コンビを見て唖然とする先生。騒然とする教室。
結果
みそ汁は煮立った。
その煮立ったみそ汁の味は
この思い出とセットになって忘れることはできない。
後日
腕が抜けることは関節が外れる事だと知り、
ななちゃんの家庭は幸せな家庭だと知り、
みそ汁は少々煮すぎたほうがうまいと知った。
そんな、ななちゃんとは今でも友達です。
病弱だった面影はなく三度の飯よりお金が好き!っていう
逞しい女性へ成長しました。
ちなみに
外れた間接を自分で無理やり入れて戦う。
っていうシチュエーションに憧れます。
殴られて曲がった鼻を自分でゴキゴキってやって
真っ直ぐにする。とか。
北斗の拳とかベルセルクとかでやってそう。
いや、読んだことないんですけど。
漫画好きが聞いて呆れるな‥
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。