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この脈絡のない頭の中には漫画の事とたぬき的哲学がある。略して「たぬ哲」。
2024/11/26 (Tue)06:20
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2007/05/14 (Mon)02:55

いくえみ綾さんの漫画は全部ではないにしろ、ほとんど読んでいるのですが、
私はこの作品が最高傑作だと思う。

「私がいてもいなくても」

最近久々に読み返したら不覚にも泣いてしまった。
まぁ、私はよく泣くけども。
それにしても、毎回同じシーンで泣く。

簡単に説明すると、
主人公はフリーター(19歳)の昌子。
彼女は兄ばかりを溺愛する母にうんざりしながらも、
母に愛されようと努力する。
報われないと思いながら、母を諦めきれない。

その想いは、誰かに愛されたいという欲求になり、
ずっと昌子についてまわります。

そんな彼女が中学生の同級生と偶然再会。
同級生真希は売れっ子漫画になってて、
昌子は真希のもとで働くことになる。というお話。

昌子には真希が輝いてみえるわけです。
才能もあって、魅力的な彼氏もいて、たくさんの人に愛されてる。

どうして自分は愛されないのか。
自分だけが愛されないのか。

卑屈だとわかっていながら毎日懸命に生きる昌子。

そんな昌子が、真希やその周りの人間と関わる中で思うわけですよ。

自分が欲しくてしかたのなかったものを、人に与えることができれば
私はいつかそれを手に入れることができるんじゃないかって。
愛されたいと願うばかりじゃなく、与えることをしないといけないって。

愛することは見返りを求めることじゃない。
それは頭ではわかっていても実際辛いじゃないですか。
一方通行ってさ、すげー根性いるじゃないですか。

うん。だからやっぱり出来ないわけです。昌子も。


人に愛されたいという欲求は、
誰かを深く愛したいという欲求に似ている。


最後に昌子は真希の言葉によって知ることになる。
自分が欲しいと思っていたものを無意識なうちに本当は
誰かに与えていることもあるんだって。


泣ける。
‥あれ?私だけ?

うまく伝わらなかったらそれは私のせい。

毎日、私たちが生きてる日常って、
やっぱりそんなにドラマチックじゃないし、すげーだりぃってなること
多いじゃないですか。

でも日常は続いていくし、やっぱ生きてくわけです。
そんなちょっと諦めにも似た感情を抱えながら、
それでも前向きに生きていく姿勢を貫くことが大事だと思うんです。

いつでも希望を持つ。
べらぼーにポジティブなテンションだと寿命縮みそうだし、
見てるこっちが疲れるので無理はしなくていいと思うけれども。


そういう考え方が私は好きなんです。
この漫画はそんなことを言ってるんじゃないかと勝手に思う。


この漫画は私の心の琴線に触れる。

今更CMする必要もない作品ですけど、
誰かもしかしたら、一人くらいこのブログ見てる人がいるかもしれない。


よければ読んで見てほしいです。
でも、結構ネタばらしてしまってごめんネ!



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このブログの実態
漫画が好きです。結構好きです。
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。

無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。

暇な仕事中とかにちょろっと
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HN:
原田
性別:
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職業:
DTPオペレーター
自己紹介:
言葉ってすぐ表現できていいよなぁ。
うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。

そんな自分に時々疲れます。

私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。
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