漫画DAY

年に2回。

半年に1回くらいの割合で漫画DAYはやってくる。

私は現在進行形で連載している漫画の
コミックスをだいたい常に30作品前後集めています。

別に決めている訳ではないんですが
連載が終了したりとか、新規開拓したりしてると
常にいつも30作品くらいになる。

多分私が愛するものは30くらいが限度なんだと思います。

その30の中でも特に愛してる漫画が8作品くらいある。
年に2回くらい、色んな巡り合わせでその8作品の中の
何作かが重なって出る時がある。

それが漫画DAY。

私的には8作中3作以上が重なって店頭に並べば
漫画DAY決定。

まず会社帰りに本屋に寄った時に初めて気付きます。
（私は基本的に漫画の発売日は確かめないので）

昨日は3日ぶりに本屋へ行ったらば、びっくり。
今年に入って初めての漫画DAYでした。

昨日は4冊買いましたが内3冊がベスト8入り。

もう、昨日の予定は即キャンセル。
夕飯も作ろうと思っていましたが、やめやめ。

もう、漫画を読む以外なんもしねぇ。
って心に決めてまっすぐ家へ帰りました。

せめて2冊までだったら普通の日ですけど
3冊越えると、漫画読むモード発動。
それ以外眼中になくなります。

購入した本は

おおきく振りかぶって／ひぐちアサ
シマシマ／山崎紗也夏
イムリ／三宅乱丈
XXXHOLiC／CLAMP

すごいラインナップ。

帰りの電車でXXXHOLiCを読み
あとの3冊は家でご飯も食べず読みました。

幸せは2500円くらいで買える。

漫画DAYは大名行列に出会っちゃった農民の気持ち。
とりあえず一切の行為は中断して頭下げる。みたいな感じです。

ただ漫画読むだけの日。そんな日が年に2度くらいあってもいい。

ただめったにお腹を壊さない私が
数年ぶりに壊したのも昨日。

奇跡は重なる。

ご飯食べてないのに？

おお振り読んでる時死ぬかと思った。
私も別のフィールドで戦ってた。
二死満塁でバッターボックス（トイレ）に入る私。

漫画DAYのお陰で明日からの旅行の準備が全然できず
しかもこんなこと書いてるから、更にできず、
なのに朝4時45分の電車で羽田に向かう予定。

でも、今もーれつにバイオハザードやりたい。

（現在23時20分）

しかもちょっとは寝たい。

漫画描きたい。

ようするに準備以外の事が異常にやりたい。

あ。でも旅行先に友人が
ジョージ朝倉の「ピースオブケイク」を全巻用意していてくれている。

よし。頑張ろう。

 

漫画読みに沖縄まで行ってきます。




 

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GENGO／石原まこちん

この漫画。

 

ほんと、キケン。

何か心の中のどす黒いものが渦巻きます。

 

この漫画は作者石原まこちんが高校を卒業してから
漫画家になるまでを描いた、自伝的漫画です。

まこちんの漫画はこの作品以外
THE3名様しか読んでないんですけど
（これも自伝じゃ？みたいな漫画です）

ファミレスで深夜に話すってだけの漫画で、
登場人物の3人に絶対共感しちゃいけないようなお話。

でもすげー共感できちゃうあたり、私もヒドイもんです。
映画にもなってるのでご存知の方、多いかもしれませんね。

そんな作者が放つ自伝。
これ買うしかないっしょー。

この本は、知り合いを待っている
ちょっとした間に買って読んだんですけど、

待ち合わせ場所に来た知り合いに
「なんかあった？」
って言われるくらいテンションが下がっていた。らしい。

これね、読んだ人にしか絶対わからないと思うんですけど、
すっごい精気を奪うんですよ。
私のなけなしの正のオーラ全部吸い取られました。

まるでそういうウイルスみたいなんですよ。

主人公のまこちんは、
とにかく働きたくない。って奴で
その働きたくないって気持ちが半端ないんですよ。

普通、こんなに他人のやる気のないオーラって伝わる？！
って思うくらいダイレクトにくる。
100％っていうか120％。ちょい気持ち多めに伝わっちゃう。

やりたいことがあるから働きたくない。
って思ってる訳じゃなくて、ただ働きたくないみたいで、
まじどーしよーもねーの。

社会とうまく関われない葛藤。とか
自分はこのまま同じ毎日を繰り返していいのか的な葛藤。とか

そういうのゼロ。

こんなどうしようもない人
あんま見たことねぇ。

この吸い取られた感を表現したくて
友人にあらすじだけ説明したんです。

高校卒業間際に、勝手に面接受けに行かされたまこちんが
落ちる気満々で挑んだ面接に何故か受かって、
働くんだけど数日で辞表を出して（しかも会社のポストに投函）
働けって言う父親から逃げまくる話。

って。

そしたら
「何それ。面白そうじゃん！」

って。

確かに！確かにそんな話、面白そう！
私絶対買っちゃう。

そう。買ったんだった。

えーっと‥まぁ、あれです。
結局読まないとわかりません。


面白いっていうのは確かにあってるけども。

それにやっぱ続き出たら買っちゃうもの。
この比類無きダメさ加減。
どうやって漫画家になったか知りたいもの。

同じような自伝的漫画で
カラスヤサトシの『おのぼり物語』っていうのがあるんですけど
あれは、何か心が暖かくなったんだけど…

自伝ってだいたいそういうもんじゃん？
どんなやる気のない人の半生も、最後ジーンとしちゃうじゃん？
人生色々じゃん？

・・・・ええと。
多分、まだ1巻で、ダメなとこばかりピックアップされてるから
暖かさとか？感動とか？希望とか？ないんだよね。

2巻からやる気が発生したりするんじゃないかなぁ。
まだ漫画家になるくだりは描かれてないし。

うん。きっとそう。

 

とりあえず2巻待とう。

とりあえずこの気持ち一人でも多く体験して欲しい。

 

でも、気をつけて。

今ワクワクしてる事とか、希望溢れる未来とか
がっつり持ってかれます。

 

 

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あの気持ち

わくわくとかドキドキとか日々そこそこ感じてると思います。

あ。今週連休だからジャンプが土曜発売だ。とか
あと1日出たら休み。みたいな。

でもそんな簡単に括ってくれるな！
このドキドキはそんなもんじゃないんじゃい！！

ってことありません？

どんな嫌な事があっても
それを思うと、一瞬で楽しくなって
ドキドキを通り越して緊張してくるような喜び。

色んなものをぶっ越えて
全てのモチベーションがそれになっちゃうようなもの。

私は時々そういうトランス状態
（マリオでスター取った感じ）になることがあります。

それって、本当すんごいですよね。
無敵！それがあれば他には何もいらないぜ！って
くらいの気持ちにさせるものなんです。

そんな気持ちになるものに
出会える事なんて、そうそうないんですけど、
中高生の頃は感受性が豊かだからなのか
今よりも頻繁にトランス状態に陥ってました。

寝ても覚めてもそのことばっかり。
学校がどんなに嫌でも、そのこと考えたら
一瞬で頑張れる。

最初に、そのドキドキを知ったのは中学1年の時に
FF7に出会った時。
あまりゲームなんかそれまで知らなかったんだけど、
あまりの楽しさに感動して、熱中した。

熱中とか漢字二文字なんかじゃ
表せないほどはまり込んだ。

何か辛いとFFあるから！って思って、頑張れた。
もう、全然関係ないわけ。
ゲームとは全然関係けど、学校頑張れた。

つか、今思うとちょっとした逃避なんじゃねーか。
って思うけど、辛い時FFの事思うと一瞬で元気出た。

それから、時々だけどそういうものに出会いました。

スラムダンクにはまった時や
ハンター×ハンターにはまった時とか
月魚という本にはまった時

同じような感じでした。

こうやって見ると
本当に漫画とかゲームとかばっかで
自分の本質的な部分が改めてわかって切ない。

小説や漫画の中の出来事は
私とは切り離された世界なのに
それを思うと、現実の世界も楽しくてドキドキした。

私は、自分がどんだけ落ち込んでようが、
「もう、漫画とか読んでも楽しくなれない」なんて思っていようが、
私の気持ちなんかおかまいなしで
その世界にしんどい現実ごと、ごっそり飛ばしてくれる、
私を飲み込んでくれるものが好きなんですよ。

自分の気分次第で
やけに心に響いたり、逆に響かなかったりするものより
いつ読んでも、全てのモチベーションがそれになっちゃうくらいのものに
出会うとスター取った気にさせてくれるんですよ。

私の気持ちなんて無視して
私のコントロールなんか届かないところで
全部ぶっ越えてくれるもの。

そういうのって、
年を少しずつ重ねてバランス感覚が発達してくると
あまり出会えなくなるんですよね。

なかなか感情が揺れなくなってくるから。
そうすると、忘れてくるじゃないすか。

そんなドキドキあったっけー？って。
それは、明日休みだ！っつードキドキとどう違うんだっけー。って。

でも、やっぱ思い出すんですね。
そういうのに出会うと。

ここでは詳しく書いたことないんですけど、
溺れるナイフっていう漫画があるんです。
この漫画について今日はあれこれ言いませんけど、
多分今まで読んだ少女漫画の中で一番好き。

暫定1位。

その漫画ですが、しばらく連載を休止していて、
先日再開したみたいなんですよね。

それを受けて既刊の7巻まで読み返してみたんですよ。
1日1冊ずつ。寝る前に。

もうね、その7日間は会社にいても
今夜も読める！って思うだけで天にも昇る気持ちでした。

お前の現実はどんだけ楽しいことが少ないんだ。
って思われちゃうかもしれませんけど
私の人生に楽しみが少なすぎるから、こんな気持ちになるってワケじゃないよ！
日々、それなりに楽しいことは色々あるのに、
ぶっちぎってそれが全てのモチベーションになってた。

それくらい好きだっつー事。

あ。そうそう。
この気持ち。この気持ちだわ。

って。

よかったー。
まだあった。

昔みたに頻繁じゃないけど、まだありましたよ。
これ忘れたくないなぁ。

もー本当私、思春期とか好きすぎ。
昔の面影とかに固執しすぎ。

まぁ

そんな自分全然嫌いじゃないです。



 

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