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この脈絡のない頭の中には漫画の事とたぬき的哲学がある。略して「たぬ哲」。
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2008/06/29 (Sun)17:14

最終巻36巻が出てからもう四年ですか?

それくらいなりますね。

歴史物でもない普通の恋愛漫画で36巻というのは
すごい長さ。

少女漫画としてはNANAやのだめと並ぶ知名度を誇る花男。

先週の木曜日。
日課の本屋巡りで発見したんですけど
普通に37巻が出てました。


びっくりしました。
花より男子~another storyもうひとつの花より男子~
みたいな番外編じゃなくて普通に37巻として刊行されました。

本屋で二度見。
え?え?ってなりました。


内容は番外編的な扱いなんですけど、
本編の続きとして楽しめるようになってました。
だから37巻なのね。

納得。


さて、今回はこの超有名な漫画を37巻発売記念として
語って行きたいと思います。

久々にあの世界に入ってみるとやっぱりいいなぁ。って思う。

作者が「もう私だけの作品ではない」って言ってるけど
本当にあそこまで有名だとキャラが一つの人格を確立しすぎて
読んでる私でさえ、リアルに道明寺に会った気がする。

だからすっごい嬉しかったですよ。
動いてる彼らに会えて、ちゃんと生活してんだなぁ。
時間は止まってないんだなぁ。って思った。

いやいや、漫画だっつーの。
生活とかしてないから。架空だから。
とか一応自分につっこんではみたけど
それで萎えるような情熱じゃねー!!って逆に燃えました。

やっぱり私この漫画すごく好きみたいです。
37巻読んで改めてすごい完成度の漫画だと思いました。


私は恋愛主体の少女漫画よりも

「BASARA」とか「僕の地球を守って」とか「ベルバラ」とか「風光る」とかの
時代とか宿命とかに翻弄されつつ、その激動の人生を共に歩んだこその愛。
みたいなのが好きで、恋愛とはまた別に見せ場のある漫画が好きです。

だから恋愛だけに特化しか漫画は数える程しか読んでないんです。

まぁ、そんな私が言うのもなんですけど、
シンプルな少女漫画として本当に名作だと思います。

長いからじれったい!って思うシーンも
すごくあるんですよ。
つくしは最初は類の事が好きで道明寺の片想いなわけですけど、
道明寺は最初からつくししか好きじゃなくて、ずっと一筋。

ニクイやつじゃないですか。
あんな髪型なのにまじでかっこいいんですよ。


少女漫画は青年・少年漫画に比べて
どんだけ漫画の中の男に読者が(私が)熱狂できるかが
勝負じゃないすか!

むかしクラスでF4の中では誰派か。
みたいな質問飛びかわなかった?
これ、健全な女子中学生は通る道でしたからね。

私は道明寺よりも類派だったんです。
もうね、類が好きで好きでしょうがなかった。

だから類がつくしの事好きだと知った時に
想いを遂げさせてやりたい!って思いましたよ。

でも無理です。
私は道明寺もやっぱ好きで、つくしの相手はやっぱ
彼しか無理なんですよねぇ。

類は読者に圧倒的に人気があった(道明寺よりも)けど
多分類ファンの読者もつくしは道明寺とくっつくべきだと
思ってたはず。

自分が一番好きな人と主人公をひっつけたいという
乙女の摂理に逆らってまでそう思わせるだけの力が
道明寺にはあったと思うね。

それを納得させちゃう作者の力量が一番すげーんですけど。


そしてこの37巻ですけど
最終回から1年後の話で、我らが類が主体で進んでいきます。

この1年の間につくしが類のこと
「花沢類」から「類」って呼ぶようになってて
それが一番どびっくり。

私だって呼びたい!!

…じゃなくて。


つくしが道明寺と一緒に生きるって決めてから
つくしの中では類は本当にいい友人であり
心を許せる存在になったと思う。

あの呼び捨て事件は

恋愛的な意味ではなくて
以前よりも自然に心が近い存在になれてるっていう証拠なんだろう。

でも何かちょー不憫!!
切ない!!

確かに終わった恋なのに心は痛む。
もう、どうすりゃいいの?

一応類は、つくしへの想いに決着をつけるわけですが、
類はつくしが道明寺の手によって幸せになっていけば
いくほど、恋の余韻を消していけると思うんですよ。

だから、つくしは素敵な花嫁姿を
はやく類に見せてあげて下さい。

はっ!それじゃ父親的存在になってんじゃ…?

とりあえず道明寺が日本に帰る3年後までは
恋はしないんじゃないかなぁ?

つくしのことを守るっていうのが
一番今彼のしたいことだと思うので。
それは道明寺とつくしへの愛情。

あー…


類と付き合いてぇーーーー。

うん。色々言ったけど多分これが私の本音。
要するにそれぐらい熱狂できる漫画だってことです。


私の青春時代を共に駆け抜けた恋愛漫画。
私の青春の思い出の一欠片を担ってると確実に言える漫画。


ちなみにこの作品は最近映画まで公開されますけど、
実写化はあながち失敗してなかったと思います。

なんてたって、松潤が道明寺役にはまりすぎてて怖い。
真央ちゃんもはまり役。あの庶民的な感じリアル。
めちゃめちゃ美人!って感じじゃないのもいい。

正直映画館まで行きそうな勢いです。
ここまで原作を好きなのに見たいと思える数少ない実写物だなぁ。


たくさんの人に愛されるのにはちゃんと理由があります。
ストレートな恋愛に飢えてるならやっぱりオススメ。


そんで最後に、この漫画はすごく元気出ると思う。
元気なくなったらF4に会いにページをめくってみましょう。



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