8月31日。
宿題はやった?
全力であたふたしたり、もうしらねって漫画読んでたり、
俺の夏休みは終わらねー!っつって、今日も盗んだバイクで走り出したり。
いろんな過ごし方あると思います。
ついでに、私の夏休みも終わってないです。
まぁ始まってないからね。そんなもんなかったからね。
だけど、8月31日の持つ切なさは忘れない!
今、この瞬間が仕事中だとしても!
という事で、今年の夏の総評を行いたいと思います。
今年は良かった!
何がよかったって、まず暑い。超暑い。超夏。
もうそれでけで合格!
海あり山ありフェスあり祭りあり向日葵ありで、夏っぽい事いっぱいできた。
ランデブー的な事は皆無だけど、そこはときメモで補えた。
うん、心配ない。むしろ充実。
調子に乗って絵日記をつけてみたけど、それはさすがに3日で辞めた。
この歳になると、生産性の無いことを続けるのが本気で苦痛になってくる。
徹夜で段ボールの自動販売機作っていた昔の自分は、どこに行ったんだろ。
この仕事辞めたら、自動販売機のジュース補充する人になりたい。
漫画は全然描けなかったけど、これ夏のせい。
だって、こんなに夏なのに机に向かって絵なんか描けるかバカ!
虫採り行くぞ!
て思って31日に、あ。やっべって思うんです。
毎回そのパターンです。宿題もまったくそういう感じでした。
31日で全部終わらすとか漫画では見るけど、あんなん絶対無理です。
写すだけで1日終わる。感想文とかその上書けない。
怒られるだけで宿題しなくていいなら、怒られるほうを選んできました。
だからこんな大人になってしまった。全部夏のせい。お前が輝きすぎるから。
もう抗えないんですよ。夏がどうしても年1回は来ちゃうもんだから、
その間は正しい判断できないんですよ。正気を失うほどに夏が好き。
あー
今夜は夜空でも見ながら、去りゆく夏に思いを馳せる。
っていう自分を想像しながらDSします。
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リリエンタールは賢い犬!
すなわち賢い犬である。
大好き。大大大好き。この漫画。
WJで読み切り読んで、電撃が走りまして、衝動的に切り取って保存しました。
その後連載になった時には、本当嬉しかったなぁ。
連載は単行本4巻分で終了したんですけど、本当に惜しみました。
もっと読みたかった!もっとリリエンタール見たかった!
ジャンプにアンケート出したの生まれて初めてでした。
二足歩行で歩く、しゃべる犬のリリエンタールが巻き起こす
ファンタジーアクション?そんな感じのお話。
リリエンタールは人の思考を具現化する能力を持っていて
それを狙う悪の組織と戦いながら、家族の絆を描いています。
何が見所かって、そんなのリリエンタールの可愛さです。
礼儀正しくて、頑張り屋。そして単純。
引き取られた日野家で兄とてつこの弟として生活してる。
自分は犬だから、てつこにはなかなか弟と認めてもらえない。
それを頑張って、認めてもらえるように四苦八苦してます。
てつこに気を使ったりする姿がなんとも愛しい!
リリエンタールは、その珍しさ故に研究所に監禁状態で一人ぼっちでいた過去があります。
冷たい床で泣きながら寝てる。そんなの見たら泣くっつーの。
本当はリリエンタールのバックグラウンドをもっと読みたかったです。
そこまで連載が至らなかったのは本当残念。泣きそう。
いたいけな動物が、家族の為に勇気を出して頑張る。
はじめてのおつかい並に泣いてしまうでしょう。
正直読み切りの話のほうが泣けるは泣ける。
でも、ご安心を。読み切りは単行本3巻に収録されています。
この漫画は、悪の組織との戦いはありますが、基本的に本当の悪人は出てきません。
それがこの漫画のもう一つの魅力です。
何があっても利益を優先する冷徹さよりも、人間味溢れる行動を優先してしまう人々。
だからこそ魅力的な組織。私もこの組織なら入りたい。
もちろんエリート組に入って、シュバインさんの下で働かせてもらいたい。
最終学歴が専門学校卒でもいいでしょうか。
この作者の味なんでしょうけど、かっこいい大人を描くのがうまいです。
この連載の前にも、WJで別の読み切りを描いていたけど、それも悪役の人が素敵だった。
何考えてるかわからないキャラっているじゃないですか、淡々としててフラットな感じの。
でもそういう人って、言葉少なくてリアリストだけど、冷たいわけじゃないじゃないですか。
主人公ではないけど、重要なキャラなことが多いタイプ。
そういうキャラを描かせたら最高だと思う。
作者自身が、すごい冷静な人みたいな気がします。
この淡々としてる作風は味だと思うんだけど、少年誌だと少し刺激が足りないのかなぁ。
はっきり言って、私この作者の事すごいツボです。
手塚賞で準入選を獲ったROOM303を読んだ時に、「あ。これきた」って思った。
この感覚好きと思った。だから、これからも期待して応援していきたい。
作家買いはほとんどしない私ですが、葦原さんのは買ってしまうだろうなぁ。
リリエンタールは終わっちゃったけど、本音を言えばまた何処かで会いたい。
無理を承知でまた読みたい。4コマでいい。下書きでもいい。ラフでいい。
それくらい好きだから。
4巻は書き下ろしで、本編のその後が見ることができます。
結構ボリュームがあるので、ファンにとっちゃすごいサービスです。
紳士組は相変わらず、いいところで決めてくるわ、リリエンタールは可愛いわで最高。
てつこファンには必見の書き下ろし是非お読み下さい!
次回作も楽しみにしているけど
次回作の主人公の携帯のストラップにリリエンタールがついてるとかいう
小粋なサービスがあったらいいなぁ。
また一つ愛すべきキャラクターに出会えてよかった!
リリエンタール大好きです!
ピアノの森/テルマエ・ロマエ/ SEX/ よつばと /地雷震-ディアブロ-/ミツバチのキス/
溺れるナイフ/ 星守る犬 /GENGO/あずみ/ BECK /ベルサイユのばら/
ボーイズ・オン・ザ・ラン /花より男子/ おおきく振りかぶって /私がいてもいなくても
←押してくれたら明日もまた頑張れそうです!
長編の漫画は最終巻が出てから、感想を書こうと思っているんですが
最近の面白い漫画はなかなか最終回を迎えないので
いつまで経ってもこの好きだって気持ちが書けない事にジレンマを感じ
もう書いてしまえと言うことで、ここに記します。
もうね、この漫画ね、新刊が出る度に泣いてしまうんですよね。
しかもそれは演奏シーンなんですよ。
形のない音を描くって、至難の業じゃないですか。
だけど、この漫画は演奏しているシーンがとても大切なので
作者は演奏しているシーンの見せ方に、めちゃめちゃ神経を使ってると思う。
だってとにかく伝わりますもん!ピアノの力ってすごい。
音のない漫画の世界で、音を描いたシーンを見て泣けるって、
どんだけ表現力あんだって毎回思う。
ピアノの演奏なんか聴いた事ないんですけど、漫画で泣けてしまった。
そして、何かの道を究めようとする者の宿命を、こんなにもしなやか描くとは!
ピアニストの父を持ち、幼い頃からピアノの英才教育を受ける「雨宮修平」と
母と二人劣悪な環境で暮らす、楽譜すら読めない少年「一ノ瀬海(カイ)」の物語。
圧倒的な才能を持って生まれたカイは、幼い頃から森にあるピアノを弾いて育つ。
そこで自然と才能を開花させていき、どこまでも自分のピアノを弾く事で他を圧倒していく。
そのピアノを聞いた雨宮は、自分が手にすることの出来ない何かを、幼い頃に感じてしまう。
それがこの先ずっと雨宮を縛り付ける。
カイくんのピアノにとらわれて、ずっと自分のピアノを好きになれない雨宮は
努力に努力を重ねて、自分のピアノを模索し続ける。
その作業はきっと出口の見えないトンネルを歩き続けるようなもので
この道が正しいのかさえわからなくなる旅路です。
雨宮はけして凡庸なわけではありません。
優れた能力を持っているし、コンテストでもいい成績を残しています。
けれど、彼の中でいいピアノとはカイくんのピアノを指します。
それを越えられない以上雨宮は救われません。
自分には弾けないピアノ。いくら練習しても越えられない何か。
それを見せつけられてもピアノを弾き続ける事しかできない。
努力だけじゃどうしようもないものはある。
そして、どうしようもないものを欲しがる自分を止められないのも、
またどうしようもない事なんです。
私は才能で負けてるなら、自分が持っているものを工夫して使って
才能持っている奴と戦わないといけないって思います。
綺麗な服と美しい容姿を持った人がいて、自分は汚い服と10人並の容姿しかないなら、
美人より面白い事して笑わそうとか、汚い服は加工っぽく見せるみたいな。
でも、本音は同じフィールドでなら、同じ才能もって戦いたいじゃないですか。
綺麗な服着たいし、美人がいい。その上で面白い事するし。
なんて言ってないものねだりして、自分を否定し続けるほうが意味ない事くらい知ってても。
それ受け入れたくないんですよ。
だから、足掻いて、正面からぶつかって努力が才能を凌駕する瞬間を見たくなる。
私はそんなふうだから、得られないものをどうにかして得ようとする
まだ若くて、周りが見えない雨宮にすごく感情移入してしまいます。
でも結局、ピアノが好きで好きで弾いちゃう!っていう
原点を忘れないでいれるほど、ナチュラルなカイに強烈な憧れがありますけども。
彼は人に与えられたものを、もれなく素直に享受し感謝できる大器。
本当いい奴で雨宮のピアノが大好きなんですねー。
カイくんは雨宮のピアノのよさを見抜いているんだと思いたい。
というか、人それぞれの好みで善し悪しが別れる正解のない世界で
比べるとか関係なく、誰かが素敵だと思えばいいんだっていう事を
そこで描いてるんだろうなぁ。
読んでて苦しい事も多いですよ。ホント。
でも、なんででしょう。暗い気持ちにはならない。
これがこの漫画の不思議なところで、その苦しさに愛しさすら感じてしまう。
やっぱり、みんな前を向いてるからでしょうか。
誰もが悩んでいて、そこに才能だったり環境だったりが絡んでうまくいかない事がある。
だけど、この漫画を読んでいると、人の数だけ正解がある世界で、
それぞれが、それぞれの答えをいつか見つける事ができる気がするんですよ。
人生ってそんなふうであって欲しいと願う。
何かを究めようとする者特有の苦悩を描きながら
読んだ後は、身体の中を風が吹き抜けたような感覚がする漫画です。
読んで損はないです。絶対。
ちゃんと雨宮にも光は見えますから!
■漫画感想文一覧
テルマエ・ロマエ/ SEX/ よつばと /地雷震-ディアブロ-/ミツバチのキス/ 溺れるナイフ/
星守る犬 /GENGO/あずみ/ BECK /ベルサイユのばら/ ボーイズ・オン・ザ・ラン /
花より男子/ おおきく振りかぶって /私がいてもいなくても
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。