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この脈絡のない頭の中には漫画の事とたぬき的哲学がある。略して「たぬ哲」。
2024/11/26 (Tue)03:01
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2009/01/09 (Fri)21:43

んもー!

めちゃくちゃ好きなんですけど。

うすた京介さん。

1/5発売のジャンプに読みきりを描いていました。

タイトルは『W豆田一-ダブルマメダイチ-』

去年も同じ時期に読み切りを描いてましたが
今年のは去年に増して素敵すぎ。

うすたさんの青春ものとか
すげーいいじゃないですか。

甘酸っぱいYO!

この甘酸っぱさは最近の漫画ではなかった甘酸っぱさだよ。

でもときめきじゃないんですよ。
なのにこの青春な感じは何?

 


今回の漫画は
主人公の女の子にラブレターが来て
その差出人を捜すって話なんです。

差出人を捜しながら
自分を取り巻く友達の恋心とか
自分の恋心とかに気づいていくんですけど、

何かあらすじだけ書くと
普通の恋愛漫画っぽいけど
青春とか恋愛の解釈の仕方が妙にリアルなんですよね。

うすた節炸裂。


確かによく考えて見ると


青春ってさ、
結構ドラマチックじゃないし、

案外妥協とかざらにするし、
嫌な事は後回しにするし、
そんなに何もないじゃないですか。

でも、やっぱその時しかできない事に対しての
思いは強くて。


今思えば、大人になってからのほうが
出来ることは多いんだけど

今しかできない!
っていうことに異常に燃える。

だって青春って案外暇を持て余してるし。
恋なんて祭りかってくらい大イベントだし。

このお話はそんなよくわからん情熱が
から回るんですけど

全編通してそんなにドラマチックってわけじゃない。

だけどラストシーンで屋上で何故かドミノしてるんですよ。

ドミノて!

って思ったけど、何かジーンとした。
自分でも意味わかんないけど

ジーンってした。


この“何ものかわからないもの”
を表現するのってすごいなぁ。


うすたさんって
隙間をうまくついてくる作家だと思うんです。

好きとか嫌いとかで
はっきり割り切れない感情ってあるじゃないですか。

なんとも言えないけど、
でも確かに存在しているもの。

それを表現するのが抜群に上手いんだと思う。

「好き」 「そんな好きじゃない」 「どうでもいい」 「嫌い」
     ↑
この辺の隙間を突くのが上手い

 


私も中学の時、
授業中に一心不乱に
夏休みまであと何日っていう
日めくりカレンダーを作ってたことがあったなぁ。

やたら変なやる気があって
歴史の時間に水彩絵の具まで出して作ってた。


そういうことしちゃう自分を思いだしたなぁ。

 

今回48Pとページ数もあったのに
あまり長いと感じなかった。

よく読み切りで48Pとか書いてあると、
長いなぁ…ちょっと読むの面倒だな…とか
申し訳ないけど思ってしまう。


連載ものと違って
1からだからこっちもやる気出さないと
読み切れないんです。


でもこちらに読ませる努力をさせないで
ページ数も感じさせない力量。

さすが!


うすたさんの持つ
あのシュールさが今回のモチーフにピッタリだと思いました。

相変わらず
うすたさんの描く普通の男子はたまらなく素敵だし。


本当大好きです。


いつまでも漫画描いてて欲しい作家です。

 

それでは最後に
『ダブルマメダイチ』の中で
一番グッときた台詞を書いておきます。



人間は「サナギから蝶へ」みたいに
わかりやすく大人にはならないよ!

いろんな経験を経て
じわじわなんとなーく大人になるんだよ!





ブラボー




 

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2008/11/25 (Tue)22:47

現在のWJの3大漫画は誰がどう見ても
ONE PIECE、NARUTO、BLEACHだ。

私はどれもすげぇ面白いと思う。
コッミクスもちゃんと買っている。

でも長く続く漫画の宿命であるのは
ドキドキ感が薄れていくって事です。


漫画の期待度が一番わかるのは
本屋で新刊を見た時の自分の胸の高鳴り。

巻数を重ねるとそれが淡泊になっていく。


まぁ、人それぞれドキドキのツボは違うし
あくまで私に限っての話なんですけど、


ワンピとNARUTOは新刊見た時のドキドキが
2年前くらいから薄れてきている。

そら、面白いですよ。
そんなん面白いに決まっている。
天才ですもん。

だけど、ちょっと失速気味。
(私の中だけの話しです)

しかしごく稀に長期連載でも
ドキドキが色あせないものがあります。

新刊出てると、ぃいやっほーい!
ってテンション高めになっちゃう漫画。

長期連載組inジャンプ3大巨頭の内の一つ。

BLEACHです。

前置きが長げぇ。っていう台詞
聞き飽きたよ。ってくらい
毎度長い前置きを経て今回の本題は
BLEACHです。

私、何でかこの漫画がめちゃめちゃ好きなんですよー。
私はもともとキャラを丁寧に描く作品が好きで
台詞とかにこだわってる漫画が大好物。

ハンターを好きになったのも多分それが一番大きい。

連載当初から好きだとは思っていましたけど
あるキャラクターの出現によって
作者のキャラ作りに心底惚れてしまった。


彼女の名前は砕蜂。

 

数あるエピソードの中でBLEACH史上
一番好きなのは砕蜂と夜一の話。

最近本誌で砕蜂が出ていたので
今更あの二人の話の事を考えてました。

全然その漫画読んでません。
っていう人にはあまりに不親切な内容なので
すっとばしてくれて構いませんので。 

 

100年振りに夜一と再会した砕蜂のお話。

あれを読んで感じたことなんですけど。
以下読書感想文です。


砕蜂は本当は夜一のことを全然憎んでなかったと思う。
憎むとしたらきっと自分のほうだった。

最後の選択に入れてもらえなかった
自分の存在の軽さに絶望したんだと思う。

それが
「どうして連れていってくださらなかったのですか」
の言葉が出るまで気付かなかった。

夜一に対して吐いた憎しみの言葉。

こんがらがった感情が時間をかけて憎しみに変わっていても、
それは砕蜂がぐらつかないで生きる為に自然と張った防御壁。

憎しみはきっと自分の中にあった。


目の前に現れた夜一の姿を見て

多分砕蜂は一瞬で許した。

そんな気がする。

 

泣けた。

泣けたよ。

本当はずっとこの100年の間自分を責めてたんじゃないのか。
そんな砕蜂を想像するとまじで泣けた。


少年漫画に出てくる女の子って
ちょっと存在が薄い場合が多いじゃないですか。

だから女の子のことで泣くことってあんまり無かったんだけど、
砕蜂にはやられたね。

(あ。そういやワンピのロビンちゃん過去話でも号泣したな。)

長期連載ではストーリーはもちろんだけど、
何よりキャラが立ってないと読み続けることができないと思うんです。

強烈な個性とかも必要だけど、
そればっかじゃ感情移入できないし、
逆に個性的でもリアリティーがなきゃそのキャラは埋没してしまう。

ブリーチは少年漫画だから、外見は個性的に仕上げてるけど、
普通のおっさんとかもいるじゃないですか。

基本的には人間の形してるし。

顔だけ見ると普通だなって思う人も
ちゃんとキャラの個性がしっかりしてる。

あー、この人はこういう小粋なこと言うよね。とか
いちいち思うんですよねー。

台詞に気を使ってるのが分かる。
言葉をただの言葉として使わない。

ちゃんとキャラに喋らせる。
そのキャラにしかできない言い回しをさせてくれる。

そういうキャラを生かす細やかな心配りを
あの膨大な量のキャラクター達に全てできてる。

多分、そこだな。

私がこんだけ長期連載してるのに
ドキドキして新刊を待っている所以は。

基本的にキャラみんな好きですから。
どうでもいいのとかあんまりいないですから。

だから必然的にいつも目が離せない漫画なんです。



 

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2008/07/15 (Tue)23:39

どうしよう。

どうしよう。

まじでどうしよう。


これはやばいよね。
うん。さすがにやばい。

 


ハマーさんが好きすぎる。

 

それもナイスキャラ!バカパク!
みたいなノリじゃなくて軽く恋してる。


あ。当ってます。当ってます。
ジャンプで連載中のピューっと吹く!ジャガーに
出てくるハマーさんで当ってます。

 


もう最初はうざい以外のなにものでもなかったのに
どこでどう転んだのか、いつの間にか目で追ってた。

空気読めなくて、格好悪い。
でもそんな自分を認めないあいつ。

ガラスのハート。
器はきっとおちょこ並のサイズ。

もう全然ダメに決まってる。

なのに!なのに!

気・に・な・る!


そのダメさにキュンとくる。とか
そういう感じじゃない。

なんつーか…
こう、たまに男らしい時があるんですよ。

誰が何と言おうとあるんです。

その瞬間に男を感じてしまったんですな。

滅多に露出しないその腕が案外男らしかった時とか。
アホな顔して寝てる寝顔とか。
ピヨ彦にやたら絡んでる時とか。

ハマーさんが出すmm単位の男らしさに
私のセンサーは反応しちゃったわけです。


ジャンプで最後にジャガーさんを読むじゃないですか。
最近あの瞬間がすごい楽しいんです。

ハマーさんが出てたらちょっと興奮するもんなぁ。

ていうか、うすたさんが描く男の人って
いちいち男の色気がありませんか?

かっこつけてないダメな感じが普通の男っぽい。
ただストーリーを進行させる為に話してる
何気ないシーンのピヨ彦とかジャガーさんが
男っぽくて好き。


ハマーさんに心奪われてるだけでもやばいのに
こんなこと書くと、本当に女としてどうしたもんかな。
と思ってしまいます。

でも、いっか。
とも思います。


だっていつかハマーさんと結婚するから。


うん。ごめん。
言い過ぎた。




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