少しで自分にいい手相がないかを探して。
夢占いをして、悪い結果が出れば
いや、確かそういう夢じゃなかったと記憶を改竄したりする。
最近は夢占いをするために寝ているような気がする。
本当、知り合いでもなんでもない奴の落ち込み程どうでもよく、
共感できない事はないと承知で、承知の上で書くのは
これを見た暇を持て余した神様が、
遊びのついでにちょいとだけ頼みを聞いてくれるんじゃないかと思うからです。
具体的な方法とか努力を越えて『雨乞い』レベルの救済策。
もうそれしか思い浮かばないんですけど。
キキは突然飛べなくなって、魔法が弱くなってる…!と気付いたけど
私は、最初からできない事を今になって気付いて、できない…!と嘆いています。
絵が描けない。
何かそういうのって、ある程度出来てる人が言う台詞だとは思うんです。
土俵に立ってから言えって思うし、お前がなんぼのもんだよと思うのに、
高い自意識のせいで、そんなことを考えてしまう。
一人で頑張る事の虚しさとか、圧倒的に足りない何かとか、
すぐに折れちゃうガラスのハートとか
みんなが抱えていそうな事で、自家中毒になるほど打ちのめされてる。
不毛。まさしく不毛地帯。
土曜日、起きたら夕方の5時で、もう何かの糸が完全に切れた。
のそのそ起き出してテレビを少し見た。
それから隣の部屋の同居人の所へ行って、ウサギ触ったり、
PSPの○ボタンを連打したりして、部屋戻って一人でビール飲んで、酔っぱらって
夜10時には寝た。案外早く連打できたな~なんて思いながら。
土曜日活動時間5時間。やったことそんだけ。
ゲームすらする気が起きなかった。
そんな事してると、ほ~らほ~ら。そんな事する時間あるなら机に向かえよ。
って幻聴が聞こえる気がして。
日曜も起きたのは昼1時。日曜はただひたすらHPのソースを眺めて過ごした。
こんな自分を怒って欲しい。
でもそんな親切な奴はいない。
それに今本気で怒られたら立ち直れる気がしない。泣いちゃう。
自分が限界と思わなければ、限界はない。って上村愛子が言っていたのを思い出して、
それ信じたいなぁと心の底から思います。
そしてまた自分の手のひらを凝視して、少しでもいい手相がないか必死で探す水曜日。
←押してくれたら明日もまた頑張れそうです!
心はすれ違い続け、愛は伝わらない。
これは人間の心という、不確かで曖昧で流動的なものを17巻かけて描いた傑作。
半端ない作品。すごすぎてうまくお伝えできるか不安。
ていうか、私がちゃんとこの話しを理解してるか不安。
読み終わった後は、草原にいって大の字で寝ころんで星を見てしまうような気分。
そんで静かに泣いてしまうような気分。
愛とはなんなのかっていう究極を考えずにはいられない。
主人公のジェルミは母の再婚相手のグレッグに、性的虐待を受け心が崩壊していきます。
そして、ある日事故に見せかけてグレッグを殺してしまう。
それを知った義兄のイアンはジェルミを責めるが、ジェルミの告白によって父・グレッグが
義弟にしてきたことを知り、崩壊したジェルミを愛によって救おうとする物語です。
ジェルミは、大きな傷によって心と体を繋げる回線が切れてしまっています。
だから言葉と行動がうまく繋がらなくて、周りを混乱させる。
大きなショックを受けると心は、いくらでも単体で切り離す事ができる。
そして切り離した心は、なかなか繋ぐ事ができないとこの漫画には描いてある。
14巻にこの作品を象徴する言葉が書かれています。
『どんな理由づけよりも感情は強い そして感情は紆余曲折する』
まさに、人間の心とはこういうことだと言わんばかりの一文。
だから矛盾は際限なく起こり、その理由を探し続ける。
みんな理由づけしたいんですよ。感情と行動を矛盾なく繋げたい。
でも理屈を越える感情が、時々襲ってくる限りそれを一番に感じてしまうのが性です。
その結果、自分が思わぬところに着地しちゃう事なんてザラにあるわけで、
皆そうなんだから、そんなの他の誰かにわかるわけないんですよ。
他人をわかろうとすると、この矛盾とずっと戦い続けないといけない。
人なんてわかんないんだって、しょうがないんだって、と思いながら
それでも愛してるぞって思えたら、それが一番最高。
だけど、その器は若いイアンにはまだないんですよ。
だから二人はぶつかり続けていきます。
ただでさえ、感情と行動を繋げる事のできない矛盾だらけのジェルミと
その矛盾を理解できず、自分の感情をコントロールできないイアン。
唯一の救いはお互いを好きだと思う気持ちだけは共通してるという事。
でもそれ、全然救いじゃないんですよ!
愛の捉え方が全然違うと、もう好きだって気持ちは共通項じゃなくなると思った。
例えば「愛してるから一緒にいたい」と「愛してるから一緒にいたくない」
は同じ愛なのに、絶対交わることのない愛で、
愛の定義が違えば、それはもう愛として認識できないんだなぁ…
愛なんて曖昧なものの価値観は、それぞれ違って当たり前だけど、
それでも世の中の人が仲良くやってんのは、遠からずみんな愛の定義が似てるからなんだと思う。
ジェルミのように、
愛は人を傷つけるもの。セックスは罰。だから自分にはできない。欲しくもない。
と思ってる人とどうやって愛し合うのか。もう誰もわかりません。
それでも、自分の罪を知っていて傍にいてくれる人の存在は大きい。
それが好きな人であるなら尚更。
壊滅的な関係に見えて、イアンがいなかったらジェルミは死んでたと思う。まじで。
この辺は多分理屈じゃないなぁ。
ジェルミの切れた回線を必死に繋ごうとするイアンは、救いようのないように見えるけど
人の心が変わり続けるなら、絶対の絶望もそこにはないと思う。
読み終わった後は、すげー絶望すんだろうなと思ってたんですけど、違ったんですよね。
退廃美特有の心地よさもあったけど、そういうのがよかったんじゃなくて、
傷つき疲れた二人が、急に幸せになれるわけはないんですけど
変わらない事と、変わっていく事が良くも悪くもあって、
それがいいように作用することもあるんだろうと何か感じる事が出来たんですよね。
生きるってそういう事だと思うので。
こんだけ個性が強い作家なのに、作品の中にはエゴをまったく感じない。
キャラクターの気持ちだけがそこにある。だから繰り返すし、うまくいかない。
それを作品として昇華させるのはすごいテクニックです。
人の心の仕組みをわかっているとしか思えない。
神か!
この作品、興味深すぎる。
人間に興味あるなら読む事をお薦めします。
この完成度は普通じゃない。もう、流石としか言えないよ。萩尾先生。
■漫画感想文一覧
賢い犬リリエンタール/ピアノの森/テルマエ・ロマエ/ SEX/ よつばと /地雷震-ディアブロ-/
ミツバチのキス/ 溺れるナイフ/ 星守る犬 /GENGO/あずみ/ BECK /ベルサイユのばら/
ボーイズ・オン・ザ・ラン /花より男子/ おおきく振りかぶって /私がいてもいなくても
トイレットペーパーカバーで、紙を巻き取るとしゃべるというものです。
ある日家に帰ったら、トイレに装着されていました。同居人が付けてくれたみたい。
最初は、しゃべるって知らずに紙を使う瞬間に
「また会ったな」って声がして、本気でてんぱった。
トイレなんて、一番無防備。
そんな半ケツ状態の時に、声がするとね、何かすごい恥ずかしい。
何かお父さんに見られてるみたいで赤面。
そんなお父さんですが、ここんとこ様子がおかしい。
ちょっとおしゃべりが過ぎる。
トイレに入った瞬間に
「そんなに紙を使うな」
トイレに座っただけで
「今がふんばり時だ」
「トイレって落ち着くよなー」
「色々あるが水に流してくれ」
息つく暇のないくらいに、しゃべってくる。
お願いだから用を足させて?
「すっきりしたか?」
いや、まだしてないって。
極めつけはトイレに入ろうとして扉に手をかけた瞬間に
「その手で触らないでくれ」
ドア越しのくぐもった声、すげー怖い。
今では、トイレの前に行くとビクビクしてしまいます。
同居人曰く、洗濯機を回している時は振動がトイレまで伝わるのか
ずっとしゃべっているらしい。
この間は玄関の扉を閉める振動でしゃべってた。
どんだけ過敏なの。お父さん。
そんなお父さんは今もスイッチを切られる事もなく
見境なくしゃべり続けています。
このままだと、同居人と私の会話にも普通に参加してきそうな勢い。
スリリングで羞恥なトイレタイムは
このモノクロームな日常に色をそえてくれています。
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。