最近面白い漫画を読むとよく泣いてしまう。
別に泣くようなシーンではなくても、泣いてしまう。
もう素晴らしくて、素晴らしくて
作者の表現力に感動し、そんな面白い漫画に出会えた事に感動し、
果ては日本という国に生まれた事に感動する所まで発展して、
感情が高ぶって泣く。
この間、イトーヨーカドーで漫画読んで泣いた時に
もうこりゃダメだ。と思った。
考えると、私が泣くシーンっていうのは
キャラクターの感情がこっちに100%伝わった時です。
要するに、作者がこの人物はすごく焦っている。とか伝えたいとして、
その『すごく』の部分がちゃんとこちらまで届いてくると、感動してしまう。
漫画の中には、強い感情が溢れていて
怒りや悲しみや喜びとか満載なんですよね。
だから、読んでいる方は強い想いに慣れてしまっているんです。
でも、そんな強い感情の連続の中で、どれだけ本当にその強さは
伝わってるのか読みながら最近考えます。
ピンチなのに、全然ピンチな感じがしないとか
すごい怒ってるのに、恐くない。とか
そう感じることも当たり前になっている。
でも、あります。
何その悲しみ?何その決心?何その切なさ?
あなたの感情がダイレクトに私に伝わって、物語に作用して
ちゃんとドラマチックになっていますよ。と感じる時が。
作者とキャラクターと私が、寸分違わずピターっと揃った感じ。
まるで漫画と共鳴してるみたいな感覚。
これは私の涙腺を破壊して、じゃんじゃん涙を落とす。
好きだけど別れないといけない切なさや
甲子園優勝の努力と友情とか
そんなんじゃなくていい。
ひやひやする展開や、先の見えない絶望でも泣いてしまう。
要は作者がこう見せたいと思っているであろうものが
ブレずに届いてくるとたまらんくなる。
たまにすごく笑える場面でも、共鳴すると泣いてしまうのは
ちょっと作者に悪いなと思ってしまうけども。
笑いながら泣いているんだけど。
深っかーいメッセージとかは、読解力に個人差あるから
100%は理解できないものも多いと思うんですよ。
私なんて、みんなが見てる部分と全然違うところで、
ほほう、コレは深い…とか一人で勘違いしてることもあります。赤面です。
だから、そういうんじゃなくて
もっとわかりやすい、表に出ている感情がちゃんと伝わってるか。
悲しいのなら、本当に悲しい。
誰かを救いたいなら、本当に救いたい。
そんな単純な部分で伝わればいい。
(そこはきっとすごい難しい)
名作と言われる漫画は、読んでおいたほうがいいと思うのは
そういう所がちゃんとしているからです。
例えば、新しい戦士が誕生したとする。
その名もコミック戦士ブラックインク。
漫画と共鳴して変身するとかなら、私は時々すごい強い戦士に変身できる気がする。
そのシンクロ率を上げればもっと強い戦士になれる。みたいな。
修行風景はひたすら漫画読んでる。
そんな修行なら喜んでやりたい。
そんで日々素晴らしさに涙して暮らしたい。
そんで超強くなる。
あれ?
私多分不安定だな。
今コレ読み返して思った率直な感想です。
私が漫画ソムリエみたいな職業だったら、全ての人にこの漫画を差し出す。
職務怠慢だと思われるくらいに、来る人来る人に差し出す。
逆にこの漫画が響かない人の心は、漫画じゃどうにもならねぇと思う。
人気の漫画なので評判も知ってました。
今更ながら実際読んでみて、ここ3年で出会った漫画ではダントツに素晴らしい。
この話は“よつば”という女の子の毎日が
季節の移り変わりと共に描かれているだけなんです。それ以外に言いようがない。
日常を描いたほのぼのした漫画は、
読みたすぎて学校や会社をサボっちゃうようなはまり方はしたことがないんですよ。
それがつまらないって思っているわけではなくて、
そういう楽しみ方をする漫画だと思ってるんです。
だけどこの漫画、仕事休んで読みたくなるくらいに夢中になってしまう。
必ず1冊で何度も顔がにやける場面があって、全然我慢できないんですよ。
このにやけるって言うのも、ときめきじゃないですよ。
かと言って、稲中みたいな爆笑。とも違う。
これは何なんだろう。
圧倒的な愛しさと普遍的な日常。
100%わくわくで出来ている漫画。
『よつばと』のタイトル通り“よつば”とのお話。
よつばを中心にして色んな関係が描かれます。
よつばととーちゃん。
よつばとお隣さんの綾瀬一家。
よつばとジャンボ。
よつばとヤンダ。
それぞれの接し方でよつばと触れ合う。この描き分けが抜群にうまい。
そして、どの関係も魅力的でしょうがない。
更に、よつばが可愛くてしょうがない。
よつばの行動に思わず笑顔が弾けてしまう。
特に私は、とーちゃんとよつばのやり取りがたまらなく好きです。
とーちゃんのフラットさとか、教育方針とか憧れる。
子どもに対しての距離感がいい。
そしてこの作品は、よつばが関わっていない関係も魅力的。
中でもとーちゃんとジャンボ。
この二人、大人が憧れる大人なんじゃなかろうか。
二人は友達なんですけど、大人になっても友達とあんなふうにしてたい。
よつばという存在があるからこそ、いい年した大人が集まるんだろうな。
そういう所まで感じさせる表現力は脱帽。
普通という域はけして出ない。
だけど、よつばを通して見る日常は年中無休でキラキラしている。
ただの日常と侮るなかれ。淡々とした日常なんてない。
色々言葉を尽くして書いても
この漫画ほど言葉で説明するのが難しいのは、あんまりないです。
作者のずば抜けた洞察力と、表現力。
日常をエンターテイメントに昇華させる力量は言葉では伝えきれない。
だけどこれだけは言えます。
よつばを見たら毎日は、今よりちょっと楽しくなる。
本を開けばいつでもよつばに会えることが嬉しいを通り越して、安心する境地。
そういう漫画が時々あります。
ジャンルを越えて素晴らしい漫画なので、未読の方は本当に読んでみて欲しいです。
地雷震-ディアブロ-/ミツバチのキス/ 溺れるナイフ/ 星守る犬 /GENGO/
あずみ/ BECK /ベルサイユのばら/ ボーイズ・オン・ザ・ラン /花より男子/
おおきく振りかぶって /私がいてもいなくても
←押してくれたら明日もまた頑張れそうです!
アクセス解析を見てわかるのは
このブログを見てくれている人は、結構レビュー目当てだと言う事。
とにかくあずみっていうキーワードで検索されてない日はない。
ってくらいあずみについて知りたい人が多すぎ。
ここでこんな事を書いてしまうと、この記事があずみで
ひっかかっちゃう事もあるかもしれない。
攪乱して本当すみません。
なのに、全然レビューを更新してない事が申し訳ないと思い
これからはレビューを書こう!と管理画面を開いてまたこんな事を書いている。
あれー?おっかしいな。
今日はレビューを書くつもりだったのに。
本当は半分レビューで半分適当な事を書く目的のブログだったのに
今は、4分の3が適当な記事で占められています。
これすごいオススメって言う、漫画のレビューを検索して読んでくれる人を
見ると需要があってよかったと思います。
だから、やっぱレビュー大事だと思います。
でも漫画関連の検索ワードの次に多いのが
ネガティブなワード。
・働くのに疲れた
・とにかく働きたくない
・疲れた
この3つ何かすげーあります。
自分のブログがそのキーワードでひっかかっちゃう事実。
涙出そう。
そしてそれで検索した人は何を探していたの?
明日への希望?
自由への扉?
人生の終点?
流れついた人々のやる気をもいだんじゃないのかと、心配しております。
まいったなー
ブログに求められてんのは、レビューともう働きたくないっていう意気込みかぁ。
予想外だなぁ。
私としては、恋愛とか押して行きたいんですけどねー
とりあえず今月からは、ちゃんとレビューを書こう。
いつも需要のないことばかり書いてるから。
(わかってるのに止められない衝動)
あとは、仕事が楽しくて死ぬっていっぱい書こう。
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。