ラブコメはじめました

家の1階は長らく空き家でしたが、つい先日新しい住人が入居してきました。
（最初に言っておくと、私は友人と暮らしている女2人です。）

入居3日前くらいに大家さんが、
「今度新しい住人が来ますよ。若い男の人2人ですよ。」と言ってきました。

それなんてエロゲ？

速攻で同居人に報告。

こんな少女漫画展開どこにあるのか。
これは現実なのか。
飛び交う妄想。迸るパッション。

新生活その1～朝編～

ベランダで洗濯物を干していたら、下の部屋の窓が開いて
「原田さーん！今日は何のゴミだっけー？」

「今日はもえるゴミの日だよ」

「あ！やっべー。ゴミ袋まだ買ってないんだった！」

「もーしょうがないなー。うちのあげるよ。」
ベランダから下に投げる。

「まじありがとうございます！！」

「なーサトシー、今日お前1限じゃね？」

「うわ！まじだ。やべぇ！つーことでユウ、ゴミ頼むわ」

「無理。俺も1限から」

「使えねー！まじ使えねー！」

「うるせー。お前ほどじゃねぇ」

「しょうがねえ、今日は諦めよう。つーか、もう出るぞ！」

「原田さんごめん。ゴミ袋返す？」

「あはは。いいよいいよ。いってらっしゃい」

「いってきまーす」「いってきまーす」
パンをかじりながら大学へ行く二人を見送る私。

新生活その2～おすそわけ編～

ピンポーン

「実家から野菜が大量に届いて、
男2人じゃ食べきれないしよかったらもらってくれませんか？」

「ありがとう。助かるよー」

「いや、こっちこそ助かります。だいたい野菜どうやって食っていいかわかんないし。
俺ら、生か炒めるかしかできないから」

「えーもったいない。お鍋とかもできるじゃん」

「鍋かぁ…いいっすね。最近してないなぁ。」

「よかったらみんなでうちでする？」

「いいんすか？！」

「うちも2人しかいないし人数多い方が楽しいじゃん」

「じゃ、ユウも呼んでくる！」

「え！？今日？！」

「え、違うの？…ダメ？」

「うーん…わかった。いいよ。じゃ、用意するから待ってて。」

「俺手伝うよ。2人でやったら早いよね？」

「君となら、一人のほうが早いかも」

「ひでー！！」

ふふふ。

もうね、始まっちゃうね。
90年代の月9のような物語が。
使い古された少女漫画のような展開が。
私もついに物語の主人公になれるような人生が！
スポットライトを浴びちゃう日が！

 

 

来ませんでした。

 

ラブコメはやっぱりフィクションでしかなく
努力なくして成功も得られないと、
人生の中で何度も思い知った事をまた思い知っただけでした。

実際に入居してきたのは、サラリーマンの兄（予測）と年齢職業不詳の弟（予測）でした。
（同居人談）

大家さん（推定70代）の言う若いは、30代も含まれる。
大学生バージョンしか妄想してませんでした。
きゃぴきゃぴした現役大学生ではなく、すごいおとなしそうな方らしい。
私は一度も会ってないので想像するしかないのですが。

これでジャンプを捨てる時に、下の階のイケメン達に
バレないようにするには、どうしたらいいかという心配はなくなりました。
月曜には堂々と積まれたジャンプ（1ヶ月4冊×2人分）が
いつものようにゴミ捨て場に並ぶでしょう。

ていうか、引っ越して来てから下の住人の気配が全然しないので
もしかして彼らは兄弟を装った刑事で、張り込みの為にここを借りた
タカとユージなんじゃないかと疑っています。





 

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明けない夜はない。明けない年もないらしい。

新年明けましておめでとうございます。

いや、あの、年末年始結構大変だったんです。
2011年の抱負をさわやかに言ってる場合じゃない。

実家帰ったら、雪！とにかくすげー雪。
31日の朝にちょっと積もりだして、妹と雪だるま作ろう！って話してたんですけど、
ちょっと雪やんでからにしようかって待ってるうちに、庭が埋まった。隣の家の車庫が壊れた。

は？

こんな雪積もったの見た事ないんですけど。
アッという間に膝まで埋まった。鉄塔も折れた。心も折れた。

交通機関ストップですよ。
そもそもこんな大雪に対応できる町じゃないんです。
車動かないし、電車動かないし、飛行機飛ばないし、
除雪しに来たラッセル車が脱線する始末。

そんな中で年明けをむかえたわけですけど、
友達も家族も大騒ぎで楽しい年越しだったらしいです。
私もいたはずなんですけど泥酔してて、全然覚えていません。

しかもその後、豪雪の中、飲みに行ったらしい。
多分相当転んだんでしょうね。大人の足とは思えないほどのアザができてた。
お気に入りのコートのボタンも無くしてた。
友達は財布を落としてた。

その後、風邪をひきました。
寝込むくらいの風邪。普通に熱とか出てんの。

普通ひくかな！新年早々風邪！何かすっごい幸先悪そう。

だけど病床で見た初夢は、今年の干支であるうさぎが出てきた。
もう幸先いいのか悪いのか全然わからない。

3日に復活して、性懲りもなく飲みに行って夜中腹痛に襲われるとか
この年でもらったお年玉に恐縮とか。色々ありましたけど、
4日には電車も通常に戻って無事東京に戻ってくることが出来ました。

考えようによっちゃ雪がすごくて、会えない人はたくさんいたけど、
1日でも遅く帰っていたら、きっと電車の中で年越しになっていただろうし、
風邪もいつもは一人で孤独に立ち向かうけど、実家だったから看病してもらえたし、
帰り際にひかなくてよかったし。

それを踏まえて今年の一年を予想してみました。

「良いことと同じだけ悪いことが起こる一年。」

欲しかった服が買えたと思ったら、着ている服が破れたりする一年。
体重が減ったと思ったら、コレステロール値は上がったりする一年。

そんな一年になる気がしてます。
年越しした記憶がない分、実感もなく日々は淡々と続いておりますが
その分、肩の力を抜いて普通に頑張っていける気がしてます。
新しい目標よりも、ずっとしてきた事をもっと頑張る年。
とりあえず、今後10年くらいを目安に達成したい目標はポジティブになることです。
今年は漫画を描いてそれだけで1年が暮れてくような年になればいいです。

絵は上手くなったけど、人間関係が崩壊するみたいな一年。
絵は上手くならないけど、顔が北川景子みたいになる一年。

こ、こわい…！
後者は、完全に整形してますね。

そんな感じで、今年もよろしくお願いします。




 

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想像を1mmも出なかった2010とは

何をやってたんだか、いまいちピンとこない2010年が終わろうとしています。
2010年のおみくじには時は満ちたって書いてあったので
よっしゃー！ついに来たーって思って、思って、やるぞって思って、
思ってるうちに終わる。

ああ。人生ってこんな感じなんだなって実感した1年でした。

そんな今年を表すならば、「悶々」その一言につきます。
ただひたすらに自分と向き合い、徹底的に悶々としていた。

修行僧ならば文句ない1年。

もう、こういうパターンの総括はいいかげん終わりにしたいです。

今年は、仕事もプライベートも色々あったけど
やっぱり日本を出てよかった。
仕事は驚きの連続だけど、本当に選んでよかった。
リチャード、レイチェル、スミスありがとう。来年もよろしく。

とか言いいたいなー。

せめて、今年の始めに決めた「朝ご飯を食べる」っていう目標ぐらいは
貫きたかったなー。
これ2週間しかもたなかった。

変化を起こしたい。
最近どう？何かあった？って聞かれるたびに
本当何もないので、話しは盛り上がらないし、何か申し訳ない。
いいかげん、踏み出さなければ。 

自分の想像できなかった未来に、来年はいけたらいいと思います。

見返りなくても頑張れる強さと愛を。

あ、いや、ちょっと調子のった。
せめて「頑張ったなー。今年頑張った」って思えたら合格。

考えて考えて辿り着いた答えは
そんなん知ってるよ！！ってキレそうなことばかりで
やっぱり、考えるだけっていうのは意味ないんだと思います。

ちなみに今年終わって悲しかった漫画は、ジャガーさんと鋼レンでした。
鋼なんか、漫画で久々に見た最終回らしい最終回で、
この漫画とお別れすんの悲しい！って思って最終回の内容とは別に泣いた。

それでは
今年、たぬき哲学堂に来てくださった方、ありがとうございました。

来年も、いい漫画に巡り会えますように！！

よいお年を。




 

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