漫画家の江川達也さんはよくテレビに出てます。
正直特に好きな作家というわけじゃないんですけど、
この間出てたテレビで本当にいいこと言ってた。
がーんって頭殴られたような衝撃。
怒りオヤジ っていう番組があります。
芸能人が素人を怒るって番組。
その素人っていうのが、いつも一癖も二癖もある。
自分のこと宇宙人だって言い張る人とか、
出会い系にはまる人妻とか。
そういう人を募集して毎回ゲストが叱るんだけど、
この間のゲストが江川さんだった。
対する挑戦者(叱られる人)は
ニート万歳って主義の30歳の男性。
その人に対して言ってたことがまじで心に響いた。
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嫌なことがあったり辛かったりすると
漫画描きたいなって思うじゃない?
ストレスを感じて自分が圧迫されていくと
表現したいって思うようになる。
それは自分自身が抑圧されて、圧縮されて固まって
見えてくるから。
逆に好きなことだけをして自由に生きてると、
表現したいって思わなくなる。
自分が散っていくんだ。
だから自分を厳しい環境に置くのはいいことなんだ。
だからストレスはあったほうがいいんだ。
それは、表現をする糧になる。
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だそうです。
江川さんの言葉をそのま書いたわけじゃないです。
あくまでニュアンスです。
この言葉が私に響いたのは、きっと今の生活の自由さに慣れてきていると
自分自身で気付き出していたからだと思う。
少し前まで本当に忙しかった時期が続いたんですよ。
仕事しかしてない。みたいな。(フリーターなのに)
今は暇になって、仕事も一つしかしてないけど
忙しかった頃のほうが表現したいという気持ちは強かった。
私、かっつかつの時のほうがクリエイティブだったわ!!!
そんな事を最近ずっと思いながら過ごしていたので
その理由が、江川さんの言葉でわかったんですよ。
自由って怖い。
日々は穏やかで心の余裕はあるのに、何かを失っている気がする。
お腹はぺこぺこじゃないけど、いくら食べてもけして満腹になることはない感じ。
自由なことに慣れていくと感覚が鈍くなるなぁと思う。
時間の流れをあまり感じなくなるしね。
現状には満足してないけど、
まぁ、いいか。という気持ちが時々心の大部分を占める時がある。
私は仕事のストレスからの解消をずっと目指してたけど、
楽になることは必要ないのかもしれない。
ストレスから解消された今ではそう思う。
でも、時間があるに越したことはないし
ストレスだって溜めすぎないほうがいいに決まってるんです。
ただ、自分を追い込む枷は、やっぱりあったほうがいい。
それが表現したいという気持ちになるから。
やりたいことがいっぱいあるなぁっていうのは
逆に言えば、すっげーしたいってことがないのと同じことなんじゃないか。
まさしくそれが自分が散っている感じなんです。
今の私の脳内はもやがかかっているような感じ。
霧の中にはなんとなくやる気が充満してるけど
けして実体はみることがない。
なんとなくの世界へようこそ。
ってな感じ。
それに支配されてるうちは私はだめだ。
失うものをもたないと思いながらも、
このちっぽけな生活を守っている自分にグッバイしたいですよ。
きっと何かを得る為には、
何かを少なからず犠牲にしないといけない。
それができる人がきっと表現し続けていく人なんだと思う。
好きなことだけ選択して生きるのはきっと楽だけど、
引き替えに何かを失っていくことを、(そしてそれが私にとっては大事なこと)
ちゃんと肝に命じて生きようと思いました。
どっちの道を選んでも失うことに変わりない。
30歳ニートへの説教はまんま私への説教になりました。
かろうじて働いてる私はまだマシだし!
とか言ってないでさ。
江川さん。どうもありがとう。
やりたいことは沢山あると思うんです。
でも、それを全部やるにはあまりにも人生って時間が足りないなって思います。
だからみんな何かを犠牲にしたりして、
いくつか諦めながらも、これだけはやりたい!って
思うことを選択してやってるんだと思います。
僕にとってそれが仕事かな。
毎日何人もの人と出会っていく中で、色んな発見があるんですよ。
話してるだけでも面白いし
自分とは全然違った視点の人と話すことで
新しいアイディアが浮かんだりします。
きっとそれは自分だけじゃ絶対思いつかないものなんですよね。
だから、僕が創ったものってそういう何気ない
雑談が生んだものって言っても過言じゃないかな。
だから色んな人と密に関わっていく
今の仕事が僕にはあってるんだと思います。
でも、最近趣味が仕事みたいになっちゃって
それもちょっと考えものかな。なんて思ってるんですけど(笑)
とか言いたい。
若くして成功とかしてみたい。
日経ビジネスとかで紹介されたい。
と、言いつつも人と関わるのとか極力避けたい人種な私。
新しい出会いはいつも面倒ーって思う。
そら第一印象は勝負ですから
いつもより余計に回しますよ。
フルスロットルですよ。
でもそんなに頑張る自分が嫌。
無理して笑ったり、出来る女っぽく振る舞う
自分が寒すぎる。
本当は一人大好き。
だから絶対経営者とか無理だろうなって思う。
全然仲良くないけど挨拶しないと不自然って関係の人が
10メートル先にいたら、私は発見した時点で
いかに自然に気付いてないように振る舞うか考え、
早速そんな猿芝居をのうのうとやってのけます。
すれ違う瞬間に今気付いたみたいな顔を
ちゃっかりします。
もう、本当にこんな人に会社は任せられないなって思います。
自分の器の小ささも骨身にしみる今日この頃ですが
青年実業家とかのドキュメンタリーとか見る度に
なりたいって思います。
ザ・成功
の象徴な気がします。
もうね、どうな形であれ成功してーの。
そろそろ芸能人と結婚できないことくらい
わかってきてる年頃なの。
だから仕事と結婚してます。ってくらいのガッツで
ものすっごい仕事したい。
でも、言い忘れたけど私、生粋のフリーター。
自由さには定評があります。
そんな私にできることはタイムカードをいかに
時間ぎりぎりに押せるか、時間配分を考えながら仕事をするということ。
それに関してはセミプロ。
色々日経ビジネスとは次元が違うな。と。
だから今日も夕飯食べながら横にあったジャンプをめくるの。
ジャンプは私の劣等感なんておかまいなしに
冒険が溢れ、生きるか死ぬかみたいな攻防が常に繰り広げられている。
本当、忍者や海賊や死神じゃなくてよかった。
みんな10代なのに過酷すぎ。
私の悩みなんて小さいな。って思う。
結果、やっぱ一番好きな雑誌はジャンプだなって思いました。
←押してくれたら明日もまた頑張れそうです!
昔はよかったってよく言うけど、それ本当に時代のせいか?っつー事を言いたいんです。
音楽だったり、本だったり、デザインだったり。
果ては日本っていう国そのものの話だったり。
昔のほうがエネルギッシュだったとか、こだわってたとか、
最近は骨のある作品や人がいない。とかよく聞くじゃないですか。
まぁファッションとかは違うかもしれないけども。
新しいほうが常にいいのかもしれないけど、
すごく多様化してきてるから人によっては
昔のほうがよかったって言う人もいると思うんですよ。
じゃあ、聞くけど。
そのよかった頃っていつよ?
そうすると大抵、それぞれの青春時代くさいね。
箸が転んでも笑っちゃうお年頃。
12歳くらいから20歳くらいの頃ね。
特に17歳とかすげぇよ。
こんな感受性ばんばんの時に触れたもんなんてね、
そりゃ、すげー影響力ですよ。
世界がすべてそれ!ってくらいのものになりますよ。
人はその情熱を忘れられないんです。
だから昔のほうがよかったとか時代のせいにして言っちゃうんですよ。
あの頃の感覚や集中力はすごいもんでもう二度と戻らない。
あの煌めきは時代とかじゃなくて、私自身がトランス状態だからできた技であって、
受け取るアンテナがちょっとビンビンだっただけ。
ちょっと喉が乾いて飲む水と、
サハラの真ん中でやっと見つけたオアシスの中で飲む水は
どっちが美味しいかって事。
同じ水なのに。
みたいなね。
だからあの時ほど熱狂できないからといって、
その作品や時代自体を否定すんのはどうかって思うようになったんです。
そんな事を思ったのはこの間、
過去15年間のJ-POP!みたいな番組を見てからなんですけど。
私はNO MUSIC NO LIFEでは残念ながらないので
あんまり音楽に触れないでここまで来ました。
人並みに聞くけど、洋楽とかも有名なやつしか聞かないし、
いかついヘッドフォンをしてレコード屋に行ったりはしたことない。
音楽への情熱は全部漫画にとられたかもしんねぇ。
それくらい毎日本屋には行くけども。
それでも私の青春時代1994~2003くらいまでの
J-POPならめっちゃ歌える。
心、めっちゃ躍る。
小室ファミリーとかまじで熱い。
シャ乱Qってすげぇ。
90年代のJ-POPってすごいよ。
そんで、最近のJ-POPのヒットチャートに対して
文句いってる自分がいた。
最近中身ない曲多いわーとか。
最近のヒットチャートってなんか空気違うとか。
この瞬間ハッとしました。
今、10代の子達はきっとこれから年を重ねていく中で
ゼロ年代の音楽を素晴らしいと思うだろうし、
少なくとも私のように最近の日本の音楽シーンってさ、
みたいなことは言わない子が多いと思う。
時代が悪いんじゃない。
今の風潮が悪いんじゃない。
音楽だけに限らず、いいと言われるものが多様化してきている今日この頃。
可能性は広がるばかりなのに!!
私が…か、変わってしまった…の…
年を重ねると、感受性も低下してくる上に、
色々なものを見てきている分目も肥えます。
素直さや純粋さと引き替えに。
昔は10冊本を読んだら4冊はくらいは胸にささるのに、
最近では10冊中1冊胸にささればいい。という感じ。
素晴らしい作品はきっと昔と変わらずこの世に溢れているのに
それをキャッチするアンテナが老朽化しているんだなぁ。
この年で言うことじゃないんだけどなぁ。
とりあえず、昔はよかったとかやたら言う大人になるのはやめよう。
でもジャンル的にはもう案外大人。
だから私はいつまでも少年の心を持ち続けることを誓いたい。
兄貴(哀川翔)の如く朝4時に起きて川に行ったりして、はしゃぎたい。
わんぱくの名を欲しいままにしたい。
これ、永遠のテーマ。
読んだ漫画のレビューを書いてます。
かと思えば、
自分と世の中の微妙なズレを
嘆いてみたり、
恋に思いを馳せたりしています。
無駄に湧き上がる言葉達よ。
記事が長いのは本当申し訳ない。
暇な仕事中とかにちょろっと
見れるようなブログ目指してます。
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うまくできるかどうかは別ですが。
だから何でも言葉にしてしまいます。
そんな自分に時々疲れます。
私の人生は漫画に彩られ
妄想に支配されている。